ダイソー 100均水彩色鉛筆の塗り方/使い方 イラストや風景画にオススメ♪
おこしやす つらら庵 ♪
ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。です。(^^)
↓本記事と同内容の動画版です♪良ければ併せて↓
コチラから→https://youtu.be/MUy6xVQZWSk
〜本記事の最後にも動画リンクあります〜
もう一年前になるかな??
100均3社の水彩色鉛筆をそれぞれ買って、比較してみるという企画をYouTubeでやりました。
動画はコチラから→https://youtu.be/-RptSeP_zqs
‥でも、よくよく考えたらこの色鉛筆を使って絵を描いたこと無かったんですよね。
(約1年ほったらかし)
なので今回は、100均の水彩色鉛筆だけでどれだけの表現ができるか実践してみました!(^^)
①まず、水彩色鉛筆とは?
絵を描いて行く前に、まず水彩色鉛筆とはなんぞやって話ですよね。
形状は、普通の色鉛筆となんら変わりはありません。
ただ、普通の色鉛筆がオイルで練り固められているのに対し、水彩色鉛筆は特殊な水に溶ける溶剤で芯が固められています。
ですので、塗ったあと水でなぞると簡単に溶け、まるで水彩絵具で彩色したような水々しい表現になるんです♪
こんな便利な物が税込110円で手に入る時代ですよ!
②塗る前の下描き(鉛筆デッサン)
今回は作例として、フリー画像で拾ってきた、こんないい感じの古城を描きましょう。
何にも知らなかったんやけど、これハリーポッターに出てくるボグワーツ城?(ハリーポッター1度も見た事ないのだよσ(^_^;))
のモチーフになっているらしいですね!
‥有名ななんとかかんとか言う城らしいですよ。(笑)
さてさて、これをスケッチ風に下描き。
実際行ったこと無いけどね。
その場にいるような感じを大切に、線だけで。
クッキリ線を描くか否かは好みにもよるけど、この後色鉛筆で塗って行く時にクッキリ線を描いておくと迷いなく塗れます♪
③水彩色鉛筆を使った塗り方
実はこの水彩色鉛筆、普通の色鉛筆としても使えます。
その場合、濡らすと溶けてしまうので描き終わった後にフェキサチーフ(皮膜保護剤)を掛けておきましょうね。
作例では後に水筆で溶かし、水彩風の表現にする為に優しいタッチで色を乗せて行きます。
100均の画材って微妙な感じもしますが、使い心地としてはまずまずですよ!
芯も柔らかくて、楽に色が乗る感じです。
ただ、あくまで水彩風です。
チューブ絵の具を使った時の様に、ガツン!と色を乗せることは難しいです。
淡彩で、スケッチにチョイと色を付けてみましたみたいな、軽めの彩色になると思います。
もちろん色鉛筆で濃ゆく塗っておくととかした時にもある程度濃くなりますが、発色はイマイチです。
中目くらいの水彩紙に軽く色を乗せて行くのがオススメです♪
④色って混ぜれるの?
100均の水彩色鉛筆は各社12色セットです。
ダイソー、セリア、ワッツ、色々な所が出していますが、そこまで色のラインナップは変わりません。
ただ、緑は緑でも会社によって黄色寄りの緑、青寄りの緑、若干の違いがありますので、好みのものをチョイスして下さい♪
色鉛筆なので、基本混色技法は使えませんが、
色に色を重ねて塗っておくことで(重色)、溶かした時に混ざり合います。
簡単に言えば、黄色を塗った上から青を重ねて塗っておくと、水で溶かした時に緑になります。
作例では、古びた城壁を表す為に、肌色の上から茶色や黒を部分的に重色しています。
普通の絵の具で塗る時と違い、溶かした時にどの様なニュアンスになるかわからない為、慣れない内はイメージ通りに塗るのは難しいですが、慣れてくるとそこそこイメージ通りの色を作ることは可能です。
単色で塗るよりも、重色して塗っておくと複雑な色合いが表現できます。
作例では、明るい芝を表現するのに既存の色鉛筆では難しそうだったので、黄色単色を塗った上から、緑を重色しました。
⑤各社の色の違い
各社、緑だけを並べてみました。
この様に、かなりばらつきがあります。
正直、1社だけの緑では、複雑な木々の緑を描き分けるのは難しそうですσ(^_^;)
ただ、先程言った様に重色する事でカバーした
り、
言っても100均ですので、いろいろな100均のものを買い揃えて試してみるのもアリです。
ちゃんとした画材屋さんで買えば数倍の値段しますからね。
⑥水彩色鉛筆での塗りを仕上げる
重色やタッチの違いを活かして、普通に色鉛筆画を描く時と同じ感じで絵を仕上げていきます。
木々はザクザクと描き、空は横に滑らす様にフラットに塗る。
この様にタッチを活かして、塗り方を変えることによって、水で溶かした時にもそれぞれニュアンスが変わります。
⑦水筆で溶かす様に塗る
水筆はダイソー製の物を使います。
(100均の回し者か(笑))
普通の筆に水だけ含ませて撫でても構いません。
先程塗った色鉛筆の上から、溶かす様に水筆で優しく撫でていきます。
この時も、タッチを意識して。
木々の葉はチョンチョンと押さえる様に。
先程重色しておいた所がうまく混ざり合い、いい感じのグラデーションや質感を生んでいるでしょう?
各部分塗り進めます。
部分部分溶かしたら、そのまま違うところを塗ろうとせず、一回一回筆を洗って下さいね。
でないと、変な所で混ざってしまいます。
レンガ造りの城壁も、古びた感じを出す為に、わざとムラを作る様に塗ります。
ここまで来たら、100均の画材もやるやん!
ってなるはずです(笑)
淡く色を付けておいた事で、水彩画特有の透明感まで出ていますね。
⑧水の量を変える 〜仕上げ〜
当たり前の事かもですが、溶かす水筆の水の量によっても表現が変わります。
空の様に、フラットで潤いのある表現が好ましい時は、思い切ってタップリの水で塗り溶かします。
水彩画の技法、ウォッシュの様な潤いのある質感になりました!
全体を見渡して完成です!
どうですか?一見水彩絵具で塗った様に見えるでしょう?
この様に、淡彩ではありますが100均の水彩色鉛筆でも作品用として十分使えるかと思います。
ただ、お値段なりにってことです(笑)
そりゃ、ファーバーカステルやステッドラーに比べると色のラインナップは少ないし、少し粉っぽく、艶の面では敵いません。
でも、12色110円という値段を考えると十分すぎるほどのパフォーマンスを見せてくれました(^^)
キャラ絵やイラスト用としても使えそうです♪
さてさて、最後までお読みくださりありがとうございました!
本記事の内容と全く同じ作例で、分かりやすい動画もつらら庵公式YouTubeにアップしておりますので、良ければ併せてご覧頂けるとよりよく100均の水彩色鉛筆について学べると思います(^^)
コチラから→https://youtu.be/MUy6xVQZWSk
はてなブログでもYouTubeでも、絵やハンドメイドについて語っていますので、またよろしくお願いします!(^^)
この記事がどなたかに少しでもお役に立てましたら幸いです!
また、おこしやす つらら庵 ♪