つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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隠遁生活。

 

おこしやす  つらら庵 ♪

 

あらら〜、もう前回の記事からひと月も経つのか。

危うくはてなから隠遁してしまうところやった。

 

というわけでどーも、しょーちん。です。

 

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しょーちん。は幼い頃から隠遁生活に興味があった。(きっと自分の中に早くからある概念を隠遁なんて言葉に直す力はまだなかったけど、確かに概念はあった)

その発現の最初が不登校だったと今から考えれば思う。

 

遁げ(にげ)隠れる。

 

一般には俗世間から離れて生活することを指すと思う。

俗世間てなんぞや?やけど。

 

別に白髭をながーく伸ばして庵の中で漢詩を読みたかった訳ではないし、それこそが高貴だとも思わないけど、なんとなく生活のためだけに心と体を粉にするのがどうも性に合わない。

 

こんなことを言うと、「甘ったれたことを言うな!みんな働きたくなんてないんだよ!」

みたいなお叱りを受けそうだけれど、しょーちん。は厳密に言えば働きたくないのではない。

 

世間の遁世、隠居の捉え方って、リタイアして好きなことを好きなままにしている定年後のセカンドライフなんやと思う。

もちろんそれも隠遁の一面。

 

その見方には色濃く「働きたくねぇ!」っていう思いが反映されてると思うねん。

 

‥ちょっと僕は違うねん。むしろ働きたい。

人生は悲しいことに有限であるから、本当に大切なことを見定め、向き合い、そこに身を投げて働きたい。世間で働いてる暇が無いって言うのがホンネかな。

 

それには僕の場合隠遁するしかないのや。

隠遁して本当にこの世に生きる意味を探りたい願望がある。これは幼少の時から。

 

でもでも、仙人のように霞を食べて腹を満たす訳にもいかない。

必ず生きていくからには経済活動が伴っていなければならない。

そこが難しいところ。

 

でも、時代はつい10年前と様変わりした。

しょーちん。の体感で言うと、ここ10数年の世界の発展は、人類が石器を作り、灌漑による稲作を覚えたに等しい発展を遂げたと思う。

 

上手く立ち回れば隠遁生活がそのままなんらかの形で経済活動にもなる素晴らしい時代が来た。

(現にしょーちん。の知り合いで全く外に出ずに、インターネット販売の花屋を立ち上げて年商数千万売り上げている人もいる)

 

しょーちん。は本当にこの年齢でこの時代を生きれてラッキーだと心から思う。この時代に生きる不満なんて何にもない。

 

‥ただ、今のしょーちん。の隠遁がどれだけの経済を生み、どれだけの意味があるのかはわからん。

でも、とにかく遁げたいくらいにしょーちん。からすると世の中は相当鼻持ちならなくなってきてるのも事実。

 

これからゆっくり今の時代にこそ輝く隠遁の意味を探って行こうと思っている。

ここから歳を経る毎に若くなって、しまいには隠遁から遁げて、80歳でサーフィンでもできたらと思う。

 

 

また、おこしやす  つらら庵♪

 

■ひとことコラム■

隠居したとして、それに引き換え何もすることがないなら外でいやいやながらも働いていた方が人間としてダメにならないで済むのでいいと思う。

家にいて数日で暇だと言い出してコタツにぬくぬくしながらテレビを付けるようでは隠居者としては失格なのや。

隠遁は選ばれし者にしか与えられない険しい道だとも思う。