伊藤若冲グッズ 手描き一点ものブローチ♪〜人気の水墨白象が出来上がるまで〜
おこしやす つらら庵 ♪
ども!和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。でやんす。
この間庵主にこっぴどく働けと叱られたので、少しづつ職人としての仕事をしております。
てか、庵主は会社に置き換えるといわば社長やんなぁ?
毎日寝てばっかりやんけ!
‥あ、失礼。
あながち間違ってはいないのかも。
社長なんてさ、箔付けるための置物と化してるところも多いもんね。。
以前ご紹介した(したっけか?記憶が曖昧)鳥獣戯画のブローチと同じ方法で、今度は伊藤若冲の象さんブローチを作りました。
まず、大まかなアタリをとってから、サイズ感などを考えながらテンプレートを作ります。
サイズ感は非常に難しくて、よーく考えながら慎重に作業する場面です。
裏面に付けるブローチピンの大きさも考慮しておきます。
下図が作れたら、その上に和紙を乗せて、下図を透かしながら墨で描いてゆきます。
このブローチは伊藤若冲が描いた画材、方法と同じ手法で作られています。そこがこだわりポイントです!
ぼかしや線描で伊藤若冲の象を再現できたら、今度は天然木の薄板に張り込みます。
和紙の白が活きるように、あらかじめアクリル絵の具の白が塗ってあります。
いよいよ電動糸鋸で切り抜きです!
実は、絵よりもなによりもこの作業が1番難しいです(笑)
くり抜くこと自体は小学生でも出来るくらい簡単なのですが、"綺麗に"切り抜くのはなかなか神経使います。
くり抜けたら、角張ったところやささくれを、今度は手作業でやすり掛けして滑らかにします。ねぇ〜、なかなか大変な作業でっしゃろ??
綺麗になったら、今度は和紙の表面に防水性のあるニスを塗り塗りします。
和紙は強靭なのですが、汚れやすく水に弱いため、必須の作業です。
和紙の風合いを損ねない完全なニスを手に入れるために何個も買って何個も失敗しました。
ようやく気に入るニスが見つかったのや。
つらら庵の和雑貨はどれも普通の物より値段設定は高めなのですが、このこだわりっぷりを見ていただけたら理解して頂けると思う。
‥たぶん。。。
まだまだ続きます。
裏面やフチは天然木がそのまま見えているのですが、白木のままです。
これはこれでナチュラルで良いのですが、しょーちん。はステイン剤でシックに仕上げます。
‥ブローチなんて着けてしまえば裏面なんてほぼ見えないんやけどね。こだわりなのさ。
まだまだつづくでぇ〜!(笑)
ブローチといえば、何度も脱着を繰り返すもの。
しょーちん。の経験上、ブローチをダメにしてしまう最大の理由が、ブローチピンの脱落による毀損。
ブローチピンも、接着剤だけでなく、こうしてドリルで下穴を空けて、ネジで固定します。
‥下心で言えば、ほんまはええ頃合いでこわれて、新しいものを買ってもらった方がつらら庵としては利点があるのかもしれません。
でもつらら庵は基本オールハンドメイドなので、例えモチーフは同じ物であっても、その一点一点が二度と全く同じものは作れない。
せっかく一期一会で出会った小物を、出来るだけ永く使ってもらいたいのです。
和雑貨屋つらら庵って、、、
ええ奴やろ??
さて、戯れ言はさておき、長い作業を経てやっと完成です!
決して万人受けしないモチーフなのですが、意外性がある事は間違いなし!
和装にはもちろん合いますし、洋装でもマフラーの端にそっと着けたり、カバンに着けて頂いてもオシャレだと思います。
基本水には濡らさないで欲しいのですが、先ほど言ったように表面にはニスを、裏面には油性のステインを施しているので、雨なんかに濡れても軽く拭ってさえおけばそこまで汚れる事は無いと思います。
もう2つご注文頂きました♪
どんな方に、どんな風に使って頂けるのか、
嬉しいです。
コチラはminneさんにて、受注を受けてからの制作をさせて貰っています。
コチラから→https://minne.com/items/20762196
一個2800円です。
またお立ち寄り遊ばせ〜。
それでは本日はこの辺りで!
今日も一日ありがとうございました〜☆
※今回のブローチの製作過程をつらら庵YouTubeにてアップしています!
良ければ動画でもご覧ください♪
コチラ→https://youtu.be/kIrC65ppolw
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
このブローチで、しょーちん。の好きな昔ながらの絵画を続々と再現して行くつもりです。
乞うご期待!(^^)
◯本日のイラスト◯
水墨で、リアルな目を描きました!
制作動画をYouTubeに上げていますので、良ければ下記URLからご覧ください♪
コチラ→https://youtu.be/tdYTyFyHczs
↓↓庵主をなでなで(クリック)すると幸運度がアップにゃ♪↓↓