つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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夜間学校について。個人的所感。

 

おこしやす  つらら庵 ♪

 

ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。です。

 

この間ね、とある方から息子さんの進路の相談を人づてに受けたの。

相談というか、質問かな?

 

あまり詳しい内容を知らないので、当該の息子さんがどういう経緯でその選択をしたのかは分からないんやけども、夜間学校への進学を考えているそう。。

 

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しょーちん。も高校は夜間学校でした。

何回かお話ししていますが、しょーちん。個人は小学校の高学年期〜中学生全期をほぼほぼ登校していません。

 

いわゆる不登校児童です。

 

当然の事ながら中学2年生の終わり頃から進路の話が出てきます。

もちろん勉強なんてろくすっぽしてないし、毎日ゲーム三昧、絵描き三昧だったので受験なんてしても通る高校がない。

 

ただ、高校に進学しないという選択は先々しょーちん。の人生への影響もある。

そして、どうせ働くにせよ社会に出るに急ぐことはないと言うことで担任の先生から提案されたのが夜間学校への進学でした。

 

全日制普通学校がポピュラーではありますが、意外とその他の通学スタイルを選択できる学校もあり、最近増えて来てもいるらしいです。

 

夜間学校定時制というスタイル。

 

定時制=夜間と捉えられがちですが、そういうわけでなく、全日制をフルタイムとすると、定時制はその中の決められた短い時間だけ通学し、残った時間を外の仕事なり家庭の用事に当てる事ができるスタイルなのです。

 

ですから最近では昼間でも定時制を採っている学校も出てきているんだとか。

 

後は、通信制

こちらはさらに学生の自由度が高く、学校にもよるけどほとんど出席しなくていい。

毎月決められた日数登校する事が出来れば、後は殆ど自宅での学習や、レポートの提出のみで卒業出来ます。教科の選択も他の学校に比べて自由度が高いです。

 

ただし、定時制通信制もメリットとデメリットがあるわけで。

第1に、全日制の半分くらいの時間しか毎日授業を受けないので、国が定めた必修科目の授業時間を満たすために4年制ということになっています。

 

次に、大学への進学の問題。

学生の自由度が高いという事は、裏を返せば学生が自主的に学ばないと進学するに足る知識を身につける事が難しい。

言ってしまえば定時制通信制は、出席さえしていれば留年する事なく卒業出来てしまいます。

 

授業内容(あくまで学問的な)がお世辞にも濃いとはいえません。

 

このメリットデメリットを理解した上で、自分に合った就学をすれば良いと思います。

 

卒業をする事さえ出来れば、自信を持って高校を卒業したと言って良いんです。

偏見も無いとは言えないけど、履歴上は普通科の高校を満了した事と同等です。

 

少しかしこまった文になったけど、以上高校通学のスタイルをザッと書いてみました。

 

‥さてさて本題。

 

その息子さんね、1番心配しているのが学校生活の事だそう。

 

ぶっちゃけた話ね、定時制(特に夜間)高校の生徒はヤンキーのパッパラパーか、人に溶け込めない馬鹿真面目/引きこもり系どちらかに分かれるんですよね(笑)(いや、物凄い偏見だけどしょーちん。の所感やから。嘘ついてもしゃーない。もちろん校風というか、その学校の性格、雰囲気にもよるでしょう。)

 

その息子さんはしょーちん。と同じ、人に溶け込むのが苦手なおとなし目のタイプだそう。

そんで、ヤンキー達に絡まれやしないか心配らしい。

 

しょーちん。個人の経験を有り体に述べると、とても恵まれたクラスでした。

人数が少ないので1学年1クラス。

入学式には面白いように先ほど言った2タイプの人間がほぼ半々の割合で並びました。

(以降入ってきた後輩たちも、ホント面白いように2タイプ半々の割合で入学してくる)

 

でもね、やはり類は友を呼ぶでね。

 

学生達はキレーイにグループに分かれて行動しだします。

少なくとも僕たちのグループにヤンキーのねーちゃんにーちゃんが絡んでくる事は無かったです。

ヤンキーはヤンキー同士喧嘩してました(笑)

 

とは言え、それはしょーちん。の学年が恵まれていたのかもしれない。

その入学を不安がってる子に無責任に大丈夫大丈夫言えないですよね。

 

でもひとつだけ安心できる事実があるんです。

 

そういう誰彼構わず絡んでくるややこしい奴はね、登校も1年持たないのよね。

2年生に上がる頃にはほぼほぼヤンキーみたいな子達は消えてましたね。

だから、万が一嫌な奴にぶち当たっても、そういう問題ある人とは、1年耐え忍んで自分が学年さえ上がってしまえたらおさらばできる事が多いと思う。

心配しなくて良い。(^^)

 

中には、各学年でダブって全8年かけて30歳前で高校を卒業した伝説の猛者もいましたけどね。(笑)

 

勉強なんてほんまにしょーちん。しなかったし、テストもノートの持ち込みOKとか意味不明なゆるゆる校則やったから、学校行った意味を問われても即座にそれらしい回答出来ないけど、社会科の先生を通じて文学、哲学の世界を知ったし、未だに交友のある友達ができたのも夜間学校に通っていたからでした。

 

中学生で自分の生きがいとか使命を見つけるなんてどだい無理やん?

普通学校に行くのがハードル高けりゃそういう選択も有りかとしょーちん。は思うな。(^^)

 

最後に、1番意味不明だったヤンキーの行動をお話ししましょう。

 

社会の授業中、とあるヤンキーがハンバーガー食べててんけど(この時点でおかしい)、おもむろにバンズをめくってピクルスを1枚つまみ上げ、黒板に向かっている先生の目を盗んで出席帳簿のページの間にそのピクルスを挟み込んだ事です。

 

授業後、帳簿を開いた先生もね、怒らない。

こう言いました。

 

「へぇ〜、ピクルスやん。。」

 

 

要するにそんな学校です。

違いを楽しめば良い。(笑)

 

 

 

それではこの辺りで。

今日も一日ありがとうございました〜☆

 

 

 

また、おこしやす  つらら庵 ♪

 

 

■ひとことコラム■

先生達もね、変わった人多かったよ。

中でも1番引いたのはね、生徒と先生合同で文集みたいなのを各学年で作る決まりなんやけど、その中の作文である先生が、

 

「私は前の学校で最後までお世話させてもらうつもりだったので、この学校に転勤、配属が決まった時、死刑宣告をされた気分だった。」

 

‥いやいや、ほなワシらなんやねん。

問題発言極まりないか!(笑)