リハビリはつづく。
おこしやす つらら庵 ♪
あっという間に1週間です。
ブログはね、焦ってはいけない。
書くことがある時に書けばいい。
‥まぁそれを言ってたらなかなか書く機会が無いのも事実だが、、。
日記のように付けていこう。
今日は朝からちょこっと仕事を済ませ、今取り掛かっている水墨に着手した。
水墨といっても滲む紙に即興的に描く中国由来の純粋な水墨と、日本で宗達以降培われた柔らかく、写実的でまた装飾的な日本的水墨とがあると思う。
今回は、日本的な水墨を目指している。
大胆にたらし込みを活かして墨を落としていく。
墨で夜を作る。
これは思うようにいかないが、思うようにいかない事を楽しむ技法。
乾かすとこんな感じ。
意図した滲みができた箇所があったり、全く予期しないシミがあったり。
この偶然の結果に作家の創作、見立てが入り込んだ時、渾然一体の作品ができる。
‥まだまだ夜と戯れていかないといけない。。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
こんなんでもええのかな?
これからは自分の創作の一端でもブログに残していこうと思う。
◯つらら庵最新YouTube便り◯
コチラから→https://youtu.be/JzTkz25JhPs
ガラスペンで簡単にスケッチする方法です。
このガラスペンはプレゼント企画で当たるものなので、是非是非ご応募下さいね♪
【日本画お役立ちプチ技法】"岩絵の具の塗りキワ"について。
おこしやす つらら庵 ♪
しょーちん。です。
先日頃から日中クーラーを点けているつらら庵も、夜になると涼しい。
夜は夏場絶好の制作時間です。
以前から大分温めてきた獅子図と、水墨作品、実験的習作を進めている。
獅子図はやっと下塗りが終わり、立てて岩絵の具を流し掛けしながら画面作りをしているところ。
流すことで筆跡が絶妙なムラを作る。
ただし、これに溺れすぎてはいけないとも思う。
‥さてさて、今回は日本画を進めていく上での"塗りキワ"の問題。
日本画を描かれている方達はどうだろう。
パネルに平張りした時、(パネルにピッタリと包み込んで貼るパネル貼りの場合は別)画面の端まで岩絵の具や水干を含ませている筆が来たら、ピタッとそこで止めているだろうか?
‥これをしてしまうと筆の離陸したところに汚く絵の具の溜まりがどうしても出来てしまう。
マチエール(絵肌、模様)次第では誤魔化せる場合もあるけど、綺麗な画面作りをしている人はやめた方が良い。
刷毛や筆が画面のキワに差し掛かっても、画面外5㎝くらい先が終着地点だと思って筆を抜き切る。
こうする事で絵の具だまりと、筆を止めようかどうしようかという"逡巡"を回避できる。
迷いや不安は絵を見る者に伝わる。
水彩画でも同じことが言えると思うけど、日本画材は水墨にしても岩絵の具にしてもびっくりするくらい描き手の"恐れ・不安"までご丁寧に画面に記録してくれるので難しいねん。
サッと抜く!これに尽きる。
しかしこれにも問題が全く無いわけではなく、画像のように筆を画面外まで勢いよく抜き切ってしまうともちろん水張りテープのところまで絵の具で汚れてしまう。
汚れても後でパネルに貼り込むなどすればいいけど、問題はそこではなくて作画途中に絵の印象が変わってしまう事。
上の写真、なんかいびつに見えへん?
心なしか猫、、じゃない、獅子まで傾いているような‥。
こんな時にお勧めするのがマスキングテープ。
色はなんでもいいけど、濃くて目立たない色の方が良い。(白と黒の2色が有れば間に合う)
あらかた下地塗りが終わってバックの仕上げに入る直前にマスキングテープを貼り、額装した時のイメージで出来上がりサイズを出す。
するとどうだろう。
たった1.5㎝幅のマスキングテープをぐるりに貼っただけで絵のイメージが変わりませんか?
ちなみに先程お見せした画像とこの画像との違いはマスキングテープを貼っていないか貼ったかの違いだけです。
猫もピシッとした感じがしますね!
ちょっとした事やけど、各段階で完成した状態をイメージしながら制作を進めるのはとても大切だと思う。水彩画でも周囲のマスキングを剥がしたら見違える事あるでしょ?あれと同じ理論です。
マステを貼った日本画は、日本画の制作が終わる頃になるとめちゃくちゃくっついてしまっているので無理に剥がすと危ない。
バックの調整が終わる頃に一度剥がすか、しょーちん。はマステを貼ったまま置いておく事も多いです。なぜなら、マスキングテープを貼った部分はパネル貼りにした際に側面に回る部分なので、返って都合がいい事も有るんです。
制作しているうちにマステの上に新たに乗ってしまった岩絵の具はぬるま湯でゆっくり取ると取れるので、パネルの側面の処理も綺麗ですよ♪
是非是非お試しあれ〜。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
はてなブログにハッシュタグが付いてる人を最近よく見かけるんやけど、あれってどうやって付けてんの?誰かおせーて。
◯つらら庵YouTube便り◯
矢立てと水彩で描く日本画の為の紫陽花スケッチ
コチラから→https://youtu.be/nVWZb96yriA
◯つらら庵にゃんこ便り◯
草引きの副産物、エノコログサを食べる庵主(つらら)
リハビリ。
おこしやす つらら庵 ♪
えーっと。
戻ってきました。約3ヶ月ぶり。
ちゃうねん。これには理由が色々ありまして。
一つ目は2月あたりからめちゃくちゃ忙しくなった事。
これについては追々また書こうと思います。
二つ目はこのはてなブログよ。
何故か2ヶ月前頃からログインできなくなったしコメントもできなくなったしスターも付けられなくなった。
‥でも皆さんの記事は見てました。
透明のスターを付けときました。
このはてなブログはしょーちん。にとっては運命に導かれて書いている物だと思うし、ずっと続けていこうと思ってる。
ただ、時々のこの不具合なんとかしてほしいなぁ。
昨日ログインし直したらすんなり入れた。
ワケワカラン。
と、言うわけでボチボチとですがまた記事を更新していこうと思います。
もちろん絵の記事も。
これについては期待していてください!
絵にまつわる役立つ事と楽しい事、日々YouTubeも撮りながら気づいた事を番外編としてお伝えするつもりです。
‥ま、短いですが今日はリハビリなのでこの辺で。
骨折してたのに急にウォーキング10キロは怪我する。
それでは、
また、おこしやす つらら庵〜♪
◯つらら庵YouTube便り◯
初めて謝罪動画を撮る羽目になりました。
コチラから→https://youtu.be/hYftJcnxeJU
五月人形。
おこしやす つらら庵 ♪
我が家は2人暮らしにしては決して狭くは無いと思う。さりとて広くも無いが。
一階は10畳くらいのリビングダイニング、隣には六畳間、2階は6畳間2部屋。
しかし、収納がやや乏しい。
その貧弱な収納に漏れた数々のもの達が、生活空間を圧迫する様になってきた。
それもこれも母のもの持ちの良さ(=ものへの執着)が招いた事だが。
ところで、日本の文化の中で、お雛様ほどわれわれの生活空間を脅かす物は無いと思われる。
昔の蔵付きのお屋敷とは訳が違い、現代の生活スタイル、住宅では七段かざりなんて収納するスペースがない。
さらに、365日収納の大部分を占拠しているにも関わらず、出すのはほんの一瞬。
さらにさらに、早く仕舞わないと行き遅れるだの、孫にどちらの親の祖父母が買うだの、処分するときはキチンとお焚き上げをしないといけないだの、正直雛人形が呼ぶ災いの方が多い気がする。
最近では両手で持てるほどの小さなミニチュア雛人形や、男雛と女雛のみ飾るご家庭も多いのだとか。
‥そりゃそうなるわな。
うちにもしょーちん。の母が持っている雛人形がある。
一応御付きのものも従えた完全なセットではあるが、いつぞやの引越しの際に飾り棚?だけは処分してしまった。なので、そこまで収納は圧迫しない。
ところが、男のしょーちん。も収納の厄介ものを持っている。五月人形だ。
雛人形ほどでは無いが、しょーちん。の母方の祖母が、可愛い孫の健康と武運を祈り、いいものを買ってくれた。
家にこのサイズのダンボールがAmazonから届いたなら思わず「でかっ!」と言ってしまいそうな一抱えもある大きなショーケースに兜と弓と脇差が鎮座している。
三菱の家紋みたいなゼンマイ式のひねりがショーケースの下についていて、回すと「こいのぼり」のメロディーがオルゴールで流れる。
正直、内容物よりもケースがデカイ。
我が家の貴重な押し入れの4分の1に鎮座ましましている。
幼い頃から時期が近づくと必ずダンボールから出して飾っていたのだが、そのあまりの大きさに今の宅に引っ越してからというもの、お目見えする事は無くなっていた。
これでは買ってくれた祖母も彼岸で悲しむというので、しょーちん。の母が大胆な策に打って出た。
その名も、「中身だけ出したったらええねん作戦」
お雛様も五月人形も、その物本体より棚やケースがデカイ。
しかもそれらは第ニ義的な物だ。すなわち不要である。
ファシズムの党首のような考えで、容赦なくこれら付属物を処分していくのであった。
‥しかも、その処分作業はしょーちん。に任すという、ここもファシズムの党首っぷり。
自らは手を下さない。(兜とか弓とかめっちゃ針金で固定してあって大変やったわよ)
晴れてコンパクトに我が五月人形は生まれ変わった。
こうして久々に見てみると曲りなりにも男なので、なんだか身体中の血が沸き立つようである。
‥今は背中の筋を痛めているし、しょーちん。は人の血を見ると意識が遠のくので戦には出れないが。
これを見ていると、幼い頃よく悪戯に回して遊んだ"こいのぼり"のオルゴールの、次第にゼンマイの力が落ちて悲しげに歌うのを止める旋律まで思いだす。
祖母はしょーちん。が6つの時に難病で若くして亡くなってしまった。
これは仮置き。
新しく小型のショーケースを買って納めるつもり。
‥本当は本来の漆塗りの立派なケースに入れた方が見栄えも良いし愛着も有るのだが、毎年出さないよりこちらの方がいいだろう。
武運とはかけ離れた貧弱引きこもりもやし男になってしまったが、お陰様で健康にこの歳まで過ごせている。
祖母に感謝して今年の5月5日はこの兜と久々に過ごそう。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
そういや五月人形っていつから出すんだべ?と思って検索かけたらサジェストに「五月人形 コンパクト」って出てきた。
みんな思う事は同じよ。デカイねんなんせ昔の飾り物って。
◯つらら庵最新YouTube便り◯
中国の高級宣紙「紅星牌」を比較、レビューしてみました!
伝説の料理研究家。
おこしやす つらら庵 ♪
こんな料理研究家がいたらどう思うだろう。
彼は料理にまつわる様々な知識を蓄えている。
彼はいつも、この世のどこかにあるとされる人知を超えた甘美な食材を探している。
それは遠い遠い南国にあるという説もあるし、北は大地の凍てつく氷山にあると言う者もある。
彼は思う。
その食材さえ見つけることが出来れば、天下一の料理が作れると。
彼は日夜、食材の在処を探るのにあらゆる文献を漁り、識者の話に耳を傾ける。
しかし、東西南北どこを探してもその食材は見つからない。
‥とうとう彼は長年の研究も虚しく、老衰のためにこの世を去った。
部屋には錆びついた料理道具と、幻の食材についての山のような文献が取り残されているのみだった、、、。
どうだろ?
こんな料理家虚しくないか?
ちなみにこの料理家は毎日カップラーメンとサトウのご飯で過ごして来た。
‥ちょっとリッチな日はこれにデザートの菓子パンが付く。
こんな滑稽なことあるやろか。
‥でもね、どこの分野でもこれと似たような事が巻き起こってると思う。
絵の世界でもそう。
いつかこんな素晴らしい絵を描いてやろう!
衆人の耳目を驚かせてやろう!
‥と意気込むのはいいけど、先のことばかり思い描いて今日描けてないでは意味がない。
思ったより人生は短いかもしれない。
先の料理家で言えば、彼よりも冷蔵庫の余り物で家族を今日喜ばせる事ができる主婦の方がよっぽど偉大なわけや。
世間は何を成し遂げたかでしか見てくれない。
自分がどんだけ芸術に対して高邁な思想を抱いてるかなんて、自分にとっては我が子を抱くように大切でも周りからしたらほんまにどーでもええことやねん。
思想で食うて行くなら筆を折って哲学者や評論家になる方がいい。
画家は絵を描かないとほんまにダメ。
ただでさえ芸術家として、普通は耐え忍んでいくであろうこの世のあらゆる一般的試練を免除されている落伍者なのに、(そんな芸術家ばかりではないが、結構こういうタイプは多い。自分もそう。)
その上描かないとなるとほんまにクズの中のクズ。役立たず。
明日素晴らしい絵を描くことよりも、拙くとも今日描く事が大事。
情熱とは内なる物で、それが表に出ない事には他人には決して見えない。
まぁ贔屓目に見てくれる家族や、優しい親戚のおっちゃんおばちゃんくらいならわかってくれるかもしれんけど。そんなんでえぇの?
よーないはず。
趣味ならいざ知らず、一旦これで生きていくと決めた道はしっかりと歩まんと、厳しい言い方をすれば死んでるのと同じだと思う。
‥以上、自戒を込めて語ってみた。
ps.
あ、何故かまた一月くらい前からスターが付かない病になってます。ちゃんと皆さんの記事見てます〜(^^)
また、おこしやす つらら庵 ♪
要点だけを捉えた水彩画のススメ。
おこしやす つらら庵 ♪
まいど、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。です。
もう2月が終わろうとしてるね。コワイコワイ。
でも3月あたりになると少し陽気も出てきて、ちょっと厚着して外でスケッチでもしよかいと言う気にもなる。楽しみ♪
‥元々は絵やハンドメイドの記事を更新してきた当ブログ。
しかし、いつのまにやら日々の雑感主婦ブログのような様相を呈してきている。
ブログのおばはん化が半端ない。(かと言っておじさん感はない。おばはん。)
ここらでまた絵の記事も更新しておこうと思う。
今回のテーマは、省筆で表す全体感。
絵とはホンマに深いと思う。
一見、髪の毛の幾本まで見える様な、緻密に描いてある絵でも、何故かその場を包む空気感や一体感が感じられない絵がある。
翻って、一気呵成に殴り描いた様な絵でも、何故だか次のモーションまで想起させそうな絵もある。
この違いは何なのかというと、描き手がどこに注目して描いているかによるものと思う。
フェルメールの様に、1㎝四方絵から切り取っても、「これはパンの表面だ」「これはゴブラン織の重たそうな布だ」とわかる様な"質感"に対するこだわりもあれば、決して上手い絵ではないが、ゴッホの星月夜の様に、今しも夜の海へ出て、まるで自分で見上げた星空の様に感じる空間や動きに対するこだわりもある。
絵の技法は描き手の趣味趣向に依るので、どちらがどうとも言えないけれど、やはりしょーちん。は絵で自分と同じ擬似体験をして欲しい。
それは視覚と感覚のシェアや。
手を伸ばせば掴めそうな枝葉を描きたい。
それには、どうも写実では限度があるように思う。
今回は、以前行った水彩ドローイングの制作過程をご覧頂きながら、どうすれば動きやイキイキした空間を作れるかを一緒に考えてみて欲しいと思う。
因みにしょーちん。は水彩が苦手な方です。
YouTubeを始めた1年前くらいから本格的に勉強し出したけど、透明水彩は他の絵画と違い、非常に複雑な製作過程を伴っていると思う。
手の出し易さに反して、極めるのは非常に難しいと思う。
常々、塗り重ねてモデリングする不透明水彩から初心者は始めた方が良いと思っている。
‥さて、前置きが長くなりましたが、この作で何かを掴めた気がした人物ドローイングを製作過程を追いながら説明しよう。
まず、鉛筆でアウトラインを取る。
透明水彩はその名の通り透明感が大切で、ガッシュ(不透明)が"折り紙"なら、透明水彩は"カラーセロハン"。
折り紙は重ねると下の色を覆い隠すが、カラーセロハンは下の色と混ざり合い、複雑な色を作る。
よって、下書きといえども馬鹿には出来ない。
線を最後まで作品の一部として残す作風にするのか。
線はあくまでガイドラインで、最後には消えて無くなって欲しいのか。
これを考える時自ずと形の取り方も線の強さも変わってくる。
しょーちん。は人物画の場合動きを大切にしたいので、下書きは動き(ムーブマン)を重点的に記すことが多い。
人体の中心を通る背骨のねじれや角度を大切にする。頭をレントゲンにして骨を見る。写す。
骨を基準としたアタリが取れたら、次はバック(背景)について考える。
これがしょーちん。を一番悩ますところ。
水彩独特のバックとは、いったい何なんだろう?
ここへ来るといかに自分が東洋画独自の余白というものを尊重しており、そして、それに悪くいえば甘えているかを思い知らされる。
「バックってなんや?何色で塗れば良い?」
皆目わからない。
実際の背景ならわかる。街中に居る人物を描く時、背景は当たり前のことながら街やから。
でも、自分がよく目にしてきた水彩画(特に人物画や静物画)は、画家独自の色彩感覚だけが全面に現れた四次元空間になっていることが多い。
実際の背景にインスパイアされたバックの色と分かることも有れば、全くの空想で描かれているようなバックの絵も有る。
ピンクの背景なんて実際にはあり得ない。
これに対処するには、好きな画家の背景の処理から学ぶことが一番良いと思われる。
自分がどうしたいのかが分からなくても、他人の絵の好きな部分を見つけることは易い。
その色を取り敢えず真似てみれば良いと思う。
このバックで足がすくみ、次のステップに進めない人も多いので、最初丸パクリで良い。
欲を言えば自分の描きたいモチーフに合いそうな背景を借りてくる。
次第に自分らしい背景の処理の仕方が創造される事を願って。
もちろん背景なので、人物より前に出てきてもらっては困る。
大抵は紙を水筆で濡らしておき、ウエットインウエット(紙面が濡れているうちに色を塗る)で処理をする。
すると色にモヤが掛かり、背景と手前にあるモチーフとの整合性が取り易い。
これはセンスでもあると思うけども、最初の段階では形にそこまで気を取られなくてもいいと思う。
例えば、作例では人物の軸となる足は例外として、上半身は紙がまだ濡れているうちに肌の色や上着の色を差した。
描き始めは極薄い色で、人物というより空気感を描いていると思って塗るといい。
これが後々生きてくる。
基軸となる足までぼかすとボケボケの絵になるので、ここでは描き分けた。
透明水彩もデジタル絵画のレイヤー構造(積層とでもいうのかな?)に似ていると思う。
デジタルの技法は全く知らないんやけど、おそらく線画、下地、影、仕上げ、、、、と、各段階で保存をして、それぞれの作業を進めていく事だと大掴みにイメージしている。
水彩で言えば"保存"は"乾かし"。
乾かす事によって、次に塗る色やステップに移ることが多い。
作例では大まかな全体の色を、空気感を大切にして塗り、保存。
次が、立体を描く時に欠かせない影(陰)の表現。
目を細めると、物体に広がる繊細なグラデーションの中間が飛び、大まかな明暗の対比を伴った影が見えてくる。
それを薄いところからしっかりと先程の下地の上から描く。
所々水筆でぼかして馴染ませてやると、明から暗につながる繊細な陰影をも表現できる。
影の色も大切で、まず、影は黒だという思い込みを捨てないといけない。
"黒い"影は基本的に無い。
黒に見えても、どこかしら茶味や青味を帯びている。
本体の色でそこにできる影の色も変わるので、
よく観察して色作りをする。
細部を描きながら影の塗り重ね。
影の質感によって、乾かして塗るのか半乾きの時に塗るのか、、、。
これは経験によって習得するしかないと思う。
作風や描く物の物質感によっても変わるので、好きな水彩画をプロセスを逆算して想起してみるのも面白い。
ここに来ると分かると思うけど、2回目の色を塗った時に、1回目にぼかしながら塗った下地の色が動きや空気感を上手く演出してくれている事を理解してもらえると思う。
作例で言えば顔の周りや左手のところに見られる肌色の滲み。
最後の仕上げで漸く細部を描く。
アクセサリーや衣服の質感、髪の毛の表現まで全てこの段階の作業。
ハイライトをガッシュ(不透明水彩)の白で入れるのもこの段階。
水彩初心者は逆にこの細部の説明から入ってしまうので、仕上がりの絵が濁り、重たい絵になってしまうんやと考えられる。
しょーちん。も細部を先ず気にしてしまう方なので、一年続けて漸く少し感覚が掴めてきた。
最後の仕上げまではずーっと固有色(りんごなら赤、きゅうりは緑など)とそこに落ちる陰影のみを拾っていると考えればいい。
描いているのは"りんご"ではなく"色と影"。
皮のつぶつぶ感やヘタの表現は最後の最後でええんや。
完成。
この一枚の簡単なドローイング(製作時間は20分ほど)はしょーちん。に次のステップの橋渡しをしてくれたように感じたので、今回割と細かくプロセスを記事にしてみた。
‥ところでしょーちん。は昔から、30分前に仕入れた情報や知識を、さも10年前から備えた知識のように話すのが得意だ。
もちろんウソをつくのは嫌なので、「いつ覚えたの?」の聞かれたら素直に「30分前」と答える。しかし、誰も聞いてこないのでそんな風を装っている。
他人に話すことによって自分に言い聞かせ、改めて事柄について順序立てて研究する機会を設けられる事がある。
このブログの絵画技法記事なんて正にそうで、その時その時理解できた事を、さも10年前から有している知識のように話すと思うのでこれからも宜しくです。
‥いつ覚えた知識かは極力聞かないでね。。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■つらら庵YouTube便り■
コチラから→https://youtu.be/VCk8bIMJQQo
今回の記事の動画版です。
自主練配信として、グダグダと語りながらの動画なので実用性はと問われると甚だ不安なのですが、少なくとも描いているところを動画で見れるのは誰かにとって何かのヒントになる事もあるかと思う。。
前菜の用意。
おこしやす つらら庵 ♪
まぁー、しょーちん。ママは甘いものをよく好む。
‥いや、好むを超えてもう摂取といっていい。
仕事から帰って来るなり、チョコ、クッキー、スナック菓子類を手当たり次第に開ける。
それも、仕事帰りの空腹もあってか、物凄い勢いで食べる。
やめて欲しい。
こんな事を言うとさぞしょーちん。は健康的な習慣を心がけている様に見えるかと思うが、実際そうでもない。
甘いもの大好き。塩気の効いたものも好物。
ただ、彼女としょーちん。とに少し差があるとしたら、しょーちん。は無闇矢鱈に食べない。
「この時間は食べよう」「最近は健康的な物を食べてたから今日は贅沢しよう」
と、言った制約が僅かながらにあるんやわ。
意識高い系かなんかしらんけど、そんな人と比べたらこんにゃくみたいなへなちょこ制約かもしれんけども。(あ、こんにゃくも食物繊維豊富みたいね)
‥彼女は微塵もない。
しかも、理解できないことに病気を人一倍怖がっているのにです。これがわけわからん。
糖の取り過ぎはガンを始め、あらゆる病を引き寄せると何度も言うてきた。
昔と違い、頭も体も動かさなくなった現代人では処理しきれない程糖を取り過ぎてるねん。
その糖分は血糖値を急激に上昇させ、それを抑えるために体内では大量のインシュリンが生産される。これが活性酸素を作り、疲労感倦怠感眠気を誘発する。
‥てな説明をする前にもうしょーちん。ママは菓子箱を取りに行ってるんやけど。
もう若ないんやから、自分の身体くらい自分で管理せんといかん。
「そやんなぁ〜。わかってるんやけども、、、」
と言いながらクッキーをボリボリ食べるしょーちん。ママ。
‥こりゃ埒が開かんと思って、この間からある作戦を敢行している。
我が家では猫もしょーちん。もしょーちん。ママも特殊な生活リズムで動いているので、基本的に朝ごはんは食べない。
昼も満足に食べないので、夕方めちゃくちゃお腹が減る。(まぁこれは食べ過ぎよりは体にいいと思っている)
そして帰って来ると料理をする前に、又はしょーちん。がご飯を作り始める前にお菓子をわぁ〜!っとやってしまう。これがあかん。
とにかく目下は空腹が敵や!
ってなわけで、夜晩御飯を本格的に作る前に前菜的な物を出すことにした。
前菜っちゅ〜ても本格的なご飯は続け様には出ない。めちゃくちゃ忙しい時間帯なので、とりあえずの虫抑えとして食べる前菜。
晩御飯を2時間後に又作らないといけないので二度手間の様に思えるが、しょーちん。ママが帰ってくる時間帯ってホンマに忙しくて本格的に料理するのは無理なんです。
前菜といってもブロッコリー茹でたりほうれん草茹でてナッツと和えたりするだけの簡単な物。
これで空腹からのお菓子大量摂取は防げる。
野菜中心なので、ただでさえ野菜の摂取が難しい現代では一石二鳥。
‥こんな事を何故ワシが考えにゃならんのや。
まぁとにかく、野菜摂らないとダメなので今日もなんか簡単に出来るもんないかなぁ〜とスマホやテレビを参考に考える。
あっ、鳥のササミもええかも!
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
しかし人生っちゅーもんは皮肉で、意外としょーちん。みたいな人間が早死にしてしょーちん。ママみたいな人間が長生きするんかも。
なんやかやと気にしすぎるという事は、それだけストレスを受けやすい体質だと言う事。
ストレスが1番アカンからなぁ。
聞いてるか?しょーちん。ママよ。。
■つらら庵YouTube便り
コチラから→https://youtu.be/V8lxBM2lpwk
コチラから→https://youtu.be/1hrDA03X3-0