つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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【露草モチーフ】日本画 "夏草" 完成。

 

おこしやす  つらら庵 ♪

 

ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。でやんす。

いつぞやから全く絵の記事を挙げていなかったので、少し罪悪感やったのやけど(?)、昨日ようやく製作していた絵が完成しました!

しかも日本画

 

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これ、描き始めたのいつやっけかなぁ?

もう半年以上経ってるような‥。

これは、スケッチから下絵を起こしているところ。

 

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胡粉をベースに、下地の色を塗っていきます。

緑の葉は天然の緑青。

孔雀石という天然の鉱石を砕いただけの粉末です。

 

こんな無機物代表とも言える石で、切れば青臭い汁が出そうな葉を描けるって楽しくない?

 

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下地が塗れたら次は花にも徐々に色を付けていきます。

露草の鮮やかな青を描く為にあるとでも言いたいような、これまた天然の群青です。

これは藍銅鉱という鉱石の粉末です。

 

‥‥高価です。。。(><)

 

岩絵の具は混ぜることをあまりせず、あくまで塗り重ねによって(混色ではなく重色)表現するので、"塗り方"次第というところもあります。

 

時には岩絵の具を焼いて、色味を渋くします。

 

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これが出来るのは天然の絵の具に限るのですが、ある程度自分の好みの色に近づける事が出来ます。

 

電熱器の上で、鉄製おたまに乗せた岩絵の具をゆっくりゆっくり、チャーハンを炒めるように揺さぶったり、混ぜたりしながら良い頃合いを見計らいます。

 

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こちらが焼けたもの。

瓶の中の物は焼く前の絵の具です。

 

少し黄みを帯びてるのがわかるかな?

 

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これで、同じ葉っぱでも色んな階調を出せるわけです。

あとは思いのままに塗るだけ!

 

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完成です!


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今回は小さい作品ながらも、塗りの工夫面など勉強になったところが多かったです。

まだまだ気になるところも山ほどあるけど。

 

ところで、一応タイトルは"夏草"としたけど、しょーちん。タイトル付けるのがほんまにほんまに苦手でしてσ(^_^;)

できることならジャクソンポロックの様に作品No.1とか2だけでも良いくらい(笑)

 

なんか、寒いんですよね。

自分の作品に最もらしい名前つけるの。

こそばゆい。

 

ゴーギャンなんてさ、

 

"我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々は何処へ行くのか"

 

なんてタイトル付けたやん。

あんなん無理。寒くて付けられない。

 

「そんなん急に言われてもしるかぁ!!」

 

やん?

 

 

 

それではこの辺りで!

今日も1日ありがとうございました〜☆

 

 

 

また、おこしやす  つらら庵 ♪

 

 

■ひとことコラム■

次はね!いよいよ沖縄の叔父に贈る水墨画を描こうと思ってます!乞うご期待!

 

◯本日のイラスト◯ 

ストリートファイター バイソン」

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「脳内スケッチ」(何も見ずイメージだけで描く方法です)
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