写真におけるノスタルジィ考察。。
おこしやす つらら庵 ♪
先日、一家でつらら庵を掃除していた時のこと。
いらんもんをわっさわっさ放り、年賀状はどのタイミングで、どこまでの関係性の人を処分していいかなどなど考えていると、どうもしょーちん。ママの手が止まっている気配。
またあやつスマホでネットショッピング始めたな、、、。
と思ったら違った。
大掃除の時ベタにやってしまう、急性ノスタルジィ症候群に襲われていた。
彼女は自分の幼き頃の写真を整理するうち、それを一枚一枚眺めてはノスタルジィに浸って、一向に作業が進んでいないようだ。
‥だからな、大掃除の時には思い出のカテゴリーに手ェ付けんないうてんねん。
いつもそやないか。学習能力ないのか!
「なぁなぁ!これみてん〜♪懐かしいわぁ。」
と、彼女は数十年前の自分が写った写真を一枚しょーちん。に差し出す。
別に、どこ行っただの、何かの発表会だのという特別な写真ではない。
写ってんのはこまっしゃくれたどこか腹の立つ幼き頃の我が母。
思うに、インスタ映えだのなんだのというシャレオツ(この言葉が古いわ)な言葉とは程遠い母の幼時。
どこどこ行きました!とかもやけど、写真を撮るという事自体凄くスペシャルな事やったんやろなぁ。
この時代の人達の写真には、
「えっ?これ何の時の写真よ?普通やん。」
ってな、ごくごく日常の一コマみたいな写真が多いように思う。
「なんの写真なんこれ。腹立つ顔やなぁ。」
と言うと、しょーちん。ママ。
「ちゃうやん!私と!コレ。コレコレ!」
なんと、彼女は幼時の自分自身ではなく、背景に映り込んだ家具、調度品を懐かしんでいるのだ。
思えば、しょーちん。ママ、写真を繰りながらそんな事ばっかり言う。
「みてみて!この弟の食べてるアイス!宝石箱って言うてな、めっちゃスペシャルなデザートやってんで!」
「わぁ!懐かしいこの服!これな、お母さんが◯◯行った時に買ってくれてん!」
「みてみ!この後ろに写ってるミシンカバー!まだ家にあるで!」
‥‥エトセトラ、ノスタルジア。。。
そこで僕思ったんです。
しょーちん。ママは決して自分の幼き頃に懐かしみを覚えてるんやない。
それって着てる服とか家具やん。殆ど。
そりゃね、旅行の写真とかイベントの写真は確かに懐かしいし大切な思い出なんでしょう。
でも、室内での写真でまず人はどこを見るかと言うと、それはもう家の雰囲気やねん。これが懐かしい。
家に数十年住んでると失われていく家具や調度品。
配置も変わるよね。
ましてや、引越しなんてしようものなら、結構前の家の感じを忘れてしまうもんやしね。
服の断捨離ができない人は写真に収めてから捨てるといいらしいけど、これってホンマに理にかなってると思う。
人間は、今や太って袖の通らない服自体が惜しいのでは無く、その時の思い出が惜しいんや。
この理論でいけば、家の中も然り。
数年おきに、住んでいる各部屋の雰囲気を、汚かろうが写真に収めておくべきではないか?
‥と、しょーちん。ママと、写真におけるノスタルジィ考察を繰り広げてたのや。
そんなんええから。。。
‥‥はよ片付けんかい。
アホ親子。。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
写真の整理ってホンマに奥深いと思う。
自分の子がどこにいるかも分からない恐ろしく遠巻きからの運動会の一枚、いるかね?
あと、10枚くらい連続する幼少時の謎の変顔ドアップ。1枚目と2枚目、顔の角度だけやん。みたいな。
あと、動物園の写真。
自分や家族が動物と一緒に映り込んでるならええけど、何の親しみもないライオンのバストアップ写真、いる??
十中八九眠たそうな顔やし。。
◯本日のイラスト◯
庭の水仙スケッチしました♪
牡丹の水墨も少しづつ進んでます。
◯本日の猫◯
◯つらら庵YouTube近況◯
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