日本画 簡単な仮張りの方法。 其の1
おこしやす つらら庵 ♪
今日は約束通り日本画制作のプロセス公開ですよ~!(^_-)-☆
最近、すると言った事を全然せずに ”するする詐欺” になってしまっていたのでこの回では本腰を入れて、久々に日本画実践記事を更新してみたいと思います☆
ええ加減真面目な記事も書いとかんと一所懸命このブログを見てくれてる方たちに失礼ですしネ。。(^^;)
色々しょーも無い事を喋りたいけど我慢して、いきなり本題にいくでぇ~~!!
1.仮張りとは
2.自作の便利スケール
1.仮張りとは
さてさて、日本画実践とはいえども今回は前回の苺の時と違って、事細かに手順を追ってくからまだまだ絵はかかへんよ~ん。
まず何をすると思いますか??
スケッチの場合はスケッチブックを開けばすぐに絵が描けます。和紙に描く日本画の場合は仮張り(かりばり)という、言わば支持体(油彩でいう所のキャンパス)作りから始めなければなりません。
昨日、果たしてこのつらら庵に在庫があるかどうか危ぶまれていた和紙。
しょーちん。の自室を探ってみるとありました。きれっぱしが…。
こ奴が日本画では多く使われる雲肌麻紙(くもはだまし)です。
ほんに見事なきれっぱし・・・。(笑)
でも多忙なしょーちん。であります。日本画制作も、あまりおっきなのは描く時間が有りません。きれっぱしでも十分なのです。。
で、仮張りとは何ぞやの話に戻すと、和紙は買ってそのままの状態では写真のように丸まってますし、自分で生の紙にドーサ引き(にじみ止め)をすれば、紙が収縮し、しわくちゃになってしまって非常に描きにくいです。
しょーちん。が今回使う和紙も、仮張り前は・・・
この有様。。
日本画は油絵の様に絵の具を擦り付けて描くのではなく、絵の具だまりを広げてそのまま乾かす感じなので、和紙にしわが有ると絵の具がしわに流れ込んでムラになってしまいます。
そうならないためには、絵を描いている最中でも常に画面をピーンと緊張させておかなくてはなりません。和紙の収縮率は強く、文鎮などでは用をなさない。
そこで予め必要になってくる作業が仮張りなんですね。
仮張りを最初にしておくと最後まで絵の具を綺麗に塗れます。
描く絵のサイズが決まったら真っ先にしときましょ♪
2.自作の便利スケール
ところで、何を描くか全く言ってませんでしたね。( 一一)
先にも述べた通り、小さいサイズに描くのでモチーフも限られてきます。
やはり、サイズが小さくて描くプロセスも分かりやすくお伝え出来る物と言えば花かな。
「何描くの? 花でしょ!?( ゚Д゚)」
・・・すぐこういう事言ってしまうからウザがられんねやろな…。(笑)
スケッチのプロセスは省きましたよー。
写生はこれといったセオリーはないし、好きなものを好きなように描けば良しです!一つだけ言えるとしたら実物より一回り大きく、そして詳細に描いておくことです。
・・・・二つ言うてもうてるやん。
今回描くにあたって、昔のスケッチをあれこれ見てみて、季節的にもピッタリなこの花にしました。(#^.^#)
近所の公園に咲いていたものを去年スケッチしたものです。
カスミザクラといい、ソメイヨシノよりも少し早く咲く品種です。桜と言えば何といってもソメイヨシノですが、このカスミザクラもなかなか綺麗で魅力的です☆
そして、絵を描くには花だけが木にぶぁ~っと咲いているソメイヨシノ等の桜はとても絵にしにくく、バランスを取るのが難しい。
それに引き換えカスミザクラは、花びらの色も濃ゆく、花と一緒に葉も付いているので絵としてまとめ易いという利点もあります。
絵を描く時は好きなものを描くのが大前提ですが、慣れないうちは描きやすい物を選ぶことも大事ですよ~!!難しいものを最初から選んでしまうと、途中で嫌になってしまいますからね。。(*_*;
さっ!モチーフも決まりました!!
お次は、和紙のサイズです。
一応絵画の世界では絵のサイズ規格と言うものがあって、大体それらに則り制作することが多いです。~号とか、F~とか聞いたことありませんか??
展覧会の募集要項でも「~号から~号までのサイズに限る。」と書かれていますし、額縁もオーダーメイドでない限り既定のサイズから選ぶことになります。
もちろん、自分の好きなサイズに紙を切っても構わないんですが、先に述べたように、後々の事を考えると既定のサイズで制作した方が楽です。
規定と言っても、沢山の比率のサイズが揃っているので、よっぽどの拘りが無い限り既定の物から選びましょう。
サイズ表から任意の物を選び、縦×横の長さを計って紙を切れば良いんですが、いちいち計るのも結構めんどいんですよネ。特に、制作頻度の高い小さなサイズの絵は。
そこで、しょーちん。はこんな物を作って使っています!
じゃーん。
「サァイ~ズスゥケ~ルゥ~♪(アノ声で。(笑))」
ちょい反射で見にくいか…。
このように、100均の大き目クリアケースに、F0~5号までのサイズの線を
マジックで書き込んであり、(書いてあるのはクリアケースの内側なので擦れて消える心配がない。)紙の端に合わせて切るだけで簡単に規定サイズの和紙が作れる便利なスケールなんです。
これは是非真似して頂きたい!!
只、難点は線がいっぱいで非常に分かりづらいという事。。(*´Д`)
しょーちん。も今日久々に出してきたは良い物の、しばらくこれを前に考え込んでしまいました。(笑)
でも、慣れると使いやすいですよ☆
このように、透明なのでそのままスケッチブックに合わせてどの構図がいいかを探ることも出来ちゃいます!
今回はSM(サムホール)サイズに描くことにしました。 変な意味じゃないよ。。。(^^;)
次回はいよいよこれを使って和紙を切りまっせ~。
それでは、ここまでご覧くださりありがとうございました~。続きは明日!(多分。(笑))
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の鳥獣戯画〇
「愛してもらうためなら貢ぐ。」
立て直しを図らねば…。
おこしやす つらら庵 ♪
久しぶりです!☆
本日21日火曜日。。
月曜にゲーム記事から更新する言うたの忘れてました…。(;^_^A
ちょっと色々落ち着かなくて、ゲームすらしていませんでした!(笑)
ブログをお休みしてた間に色々とこの先の記事の在り方等を考えていたのですが、初心に返って考えてみると、お絵かき基本線として綴って行くはずだったなと…。
日本画の記事ももっと書いていきたいのですが、日本画を描くには準備に時間がかかるので、なかなか記事に出来ていませんでした。
でも、このままでは僕自身も日本画が上達しないので、物凄く小さな作品になると思いますが、また再開します!!(^_-)-☆
絵の大家はサイズに関係なく名作を残してますし、大きい小さいは関係無いっちゅー事で~☆
それに、どんなに絵が小さくとも踏んでいく手順は基本的に変わらないし、日本画をこれから学びたい方にも参考になれば嬉しいしネ~。
でも、本製作用の和紙が手持ちに今あったっけかなぁ??
日本画では雲肌麻紙(くもはだまし)と言う、繊維が長く強靭な和紙を用いるのですが、又これが高価でね…(*_*;
家にありゃ良いけど、無かったらまた出費か…。(´;ω;`)
日本画の制作記事と言えば、以前にイチゴをモチーフとして書いたことがありますが…
この記事は、絵を制作した時期とブログの記事を書いた時期とに2年のタイムラグが有ったし、(たまたま写しておいた制作過程の写真に当時を思い出しながら記事をはめ込んだ。)実際に制作しながら記事を書くのとではやっぱりお伝えできる内容に違いが出ると思うんですよね。イチゴの制作記事は前述の事情によって道具の扱い方なんかにはほぼほぼ触れてなかったし。
只、撮りだめはせず現在進行形でのアップになるので、絵の製作途中で失敗したり、絵の具を画面にぶちまけたりしてしまうと(実際よくやる。(笑))そこで即終了となりますのでその辺は勘弁してね。。<(_ _)>
ではでは、まずは描くためのもろもろの準備からですな。
なんせ、和紙があるかどうか確認せんと…。。
あっ、ゲーム記事もちゃんと来週から書くのでヨロシク!(#^.^#)
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の鳥獣戯画〇
「お金、権力、名誉。どれを払っても若ガエル事は出来ない。」
暫くブログお休みします。
おこしやす つらら庵 ♪
昨日の良い天気から一転、今日は雲がもくもく、そして寒い寒い…。"(-""-)"
春一番が吹いたそうですがまだまだ春は遠そうですな。。( ;∀;)
さてさて、今日早めのブログ更新をしているのは訳があるのです。実は、今日金曜日から二日後の日曜日までちょいととある事情でネットが使えへんようになりましてね…。
ん?なになに?「ネットがなけりゃスマホで更新すりゃいいじゃない?」?
そんなマリーアントワネットみたいな言い方をされても、何を隠そうこのしょーちん。、未だにガラケーなんすわ。(笑)
なので、一たびネットが使えないようになると電話とメールしかできません。(;^_^A
で、月曜の夜、ゲーム記事から再開したいと思います。
暫くお会いできませんが申し訳ありません。<(_ _)>
まっ、誰も待ってないか。(笑)
しかし、早くスマホに変えんとあかんよね。。
昨日ケータイ屋から、期間内にガラケーからスマホに乗り換えると月々の利用料がお得になるクーポンが来てたから、この機会に行ってこよーかな?
でもねー、僕、ケータイ屋大っ嫌いやねんなぁ。。
なんか店員さんたち、横文字ばっかり使ってビビらして来よるやろ?(*´Д`)(笑)(笑)
まっ、なんせ次は月曜日に会いましょう!
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
鳥獣戯画コースター ハンドメイド 手作り。
おこしやす つらら庵 ♪
今日はえぇお天気でしたね~!!!(^◇^)
我がつらら庵の屋根にどっさり積もった雪ん子もお天道さんのお力で一気に溶け、一日中雪解け水がポタポタ、テキテキとうるさかったです・・・。( 一一)
でも、久々に外が日光で暖かく明るかったので気持ちのいい日でした!!
しかし、喜ぶのもつかの間。明日からまた激寒とは・・・。(泣)
ほんま、昨日の話では無いですがここは春が来るまで辛抱ぞ!(^_-)-☆
さてさて、ブログ上でハンドメイドのサークルに加入し、且つハンドメイドブログと銘を打っているのにもかかわらず、ゲーム記事だの日々のグダグダなどで一向に本題に入れなかったのですが、今日は久々の新作の発表やで~!!(#^.^#)
今回ミンネさんに出品したのは鳥獣戯画のコースターです。
以前も鳥獣戯画のうさぎさんコースターを出品させて頂いてたのですが、こちらはありがたいことに購入して頂きました。
本当にありがたい事です。感謝しております!<(_ _)>
で、今回はカエルさんセットを作ってみました!
鳥獣戯画と言えば様々な動物が出てくる絵巻として有名です。うさぎ、かえる、さる、きつね、ねこ等が登場し、相撲をしたり的当てをしたりと、見ているものを楽しくさせる絵巻ですが、主に活躍するのがうさぎとかえるです。
鳥獣戯画については過去記事をどうぞ!
戯画(たわむれの絵の意。)と言えどもそこに描かれる動物たちのデッサンは完璧で、これがおよそ700年も前に成った作とはとても思えないほどその筆は軽妙にして洒脱です。
うさぎバージョンを作ったんやからカエルも作ってみようという、至極簡単な理由から仕上げてみました☆
じゃ~ん!!!!
かえる嫌いの人々はスルーしてね。。。(^^;)
どうでしょうかね??
しょーちん。自身は日本画も嗜むので、実物のかえるを捕まえてスケッチしてしまうほどかえるさんには愛着があり、とても好きなんです。。
捕まえるとね、いかにも「捕まってしまった…。」って顔をするので、それがたまらんキュートやねんけどなぁ。
あまり女の子は好きじゃないやんね?(´・ω・`)(笑)
鳥獣戯画では様々なかえるが出てくるのですが、その中でもしょーちん。が好きなかえるさんを激選してみました。(^_-)-☆
一つずつ見てみましょう~。
おそらく、絵巻中一番有名なかえるさんかと思います。
うさぎさんとの相撲で、いとも簡単にうさぎさんを投げ飛ばしちまいます。
この絵のしょーちん。の萌えポイントは、キザったらしくカッコ付けた左手です。(笑)
ちなみに、投げられたのはこの子。。
以前このブログで描き方講座をしましたね☆
さてさて、お次は・・・
これも好きですねん。(#^.^#)
絵巻で言うと、サル坊主の念仏を受ける場面で如来に扮したかえるさんです。お澄まし顔が何とも愛らしい!(笑)
ちなみに念仏を上げているのはこやつです・・・
最後になりました、このかえるさん。
マヌケで可愛いでしょ!?(^-^)
踊りを踊る、お調子者のかえるさんですが、これを見ても鳥獣戯画作者の技量が偲ばれますよね。
実際のかえるがこんなポーズを取るというのはあり得ません。
明らかに人間が取るポージングをカエルに置き換え、更に違和感なく融合している。
まさに神業です。
そしてどこか現代の漫画やディズニーアニメのポーズに通ずるところがある。手塚治虫が絶賛したというのもうなずけます。
今回は僕の大好きな鳥獣戯画を商品にしてみました。(*^^*)
どこかの同じ鳥獣戯画好きの方がみてくれるといいなぁ~。。
三枚セットでの販売なので、良ければこのページの上部、プロフィール下のミンネさんに出品中☆をクリックして見てみてくださいね~!
他にもいろいろ有りますし!( ´∀`)b
はぁ、、、実は宣伝苦手です。。はずい。。。(苦笑)
それでは、今日はこの辺で~。かえる尽くしで申し訳なかったです。
でも、ダメ押しで最後にもかえるさんにご登場願うのです。。(笑)
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の鳥獣戯画〇
「ハートを打ち抜くには真直ぐな矢と心で。」
自然界も春を待つ。
おこしやす つらら庵 ♪
しょーちん。は毎日の散歩を日課にしているのですが、最近は積もった雪がまだ溶けないで歩道に残っているので暫く行けていませんでした。今日は少し天気が良く時間もあったので、商品の配送もかねて近郊の郵便局へ歩いて行ってきました。(#^.^#)
いつも歩きながら、道端や畑に咲いている花や植物を見ているのですが、しばらくゆっくりと外に出ていなかったからか、色々な植物が芽吹いていることに気づきませんでした。こんなに凍えるような寒さの中ででも、生命は来るべき春に向けて少しづつですが確実に歩みを進めています。
そして、僕も見習わねばと思い、前からやろうやろうと思いつつ全然できていなかったことを家に帰るなりすぐに片づけました。
それというのは、ボロボロになった不要の座椅子の鉄でできた骨組みを綿から取り出し分別することです。
いま笑ってませんか??「しょーもな…」って。(笑)
そう言うけどね、こういうちょっとしたことがめんどくさくて出来ないのよ。ほんまやったら座椅子をそのまま不燃ゴミへポイしたいよ。でも、怒られるやん?( 一一)
かれこれ1ト月くらい、ぼくの洋服タンスの前にその座椅子を立てかけてあったから服出すとき邪魔で邪魔で…(*_*)
でもめんどくさいと人間いつまでもダラダラしてしまいますよね。。。
何はともあれ、明日から身をくねらせてタンスから服を取り出さなくて済むので良かった!!(*^^)v
で、散歩の話に戻ります。(笑)
途中でこんなつぼみを見つけました。何かお分かりですか??
ピンぼけで申し訳ない。(;'∀')
つぼみの表面にふわぁ~っと毛が生えていて、ねこやなぎみたいですが違います。
これは木蓮(もくれん)といいます。
また絵の話に持っていく悪い癖ですが、木蓮と言えばこの絵!
出典: http://www.okada-museum.com/images/collection/japanese_painting/images/japanese_painting19_img.png
作者は速水御舟。
以前このブログでもご紹介した事のある日本画家です。
あの可愛いつぼみが後にこの絵のような花を咲かせます。
たった一週間くらいの間花を咲かせるために、長い冬を耐え忍んで散ってゆく。
しかも、だれも見向きもしない路地だったりします。
そう考えると絵を描くものとしては、なにげない路傍の花一輪でも作品に仕上げることが大切な役目にも思えてきます。
時間があればスケッチをしたいな~。と思いつつ帰宅。
ふとつらら庵の玄関にある2鉢のバラに目が行きました。バラはこの時期、春に備えて仮死状態になるのですが、自宅で育てている場合は上手く冬眠(?)せずに、葉をつけたまま越冬してしまうのです。
そすると冬にエネルギーを使い果たし、株が弱ってしまうので強制的に人の手を加えて冬眠させてやるんです。
やり方は簡単で、付いている葉っぱを落とすだけ。
簡単に言えば、休まず働いている葉っぱに、
「おい。あんま無理すんなって。少しは自分のこと大事にしろよ。大丈夫、お前の休んだ分は俺が何とかするから・・・。」
と、言ってあげるのです。
…これを女の子にサラッと言えたらなぁ。。。
昨日のバレンタインも少しは貰えただろうに。。
なっ、何の話やねん。(笑)
このようにすっぽんぽんに。(^。^)
今日気づいて慌てて葉をむしり取ったんですが、ちょい遅かったかなぁ??(*´Д`)
本当は1月中旬にやるべきなんですが…。。
ここのところ、色々な事に目が行き過ぎでついつい育てている植物たちの世話がおろそかになってしまいます。気を付けねば。
身近にある物(者)こそ、常に気を配らないといけないってことを学んだ一日でした。(^-^)
そして夜は、鳥獣戯画のカエルさんコースターを作ってました。
これはTwitterにもアップした途中経過の写真ですが、実はもう完成しました♪
明日、ミンネさんへの出品と共にご紹介させていただこうと思っております!!
カエル嫌いの人々ごめんなさい。。(笑)
今日はつらら庵職人の何気ない日常のひとこまでした~。
見てくださった方ありがとうございます!(^_-)-☆
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の鳥獣戯画〇
「恨みは流せぬが背中は流そう。」
名画模写修行。(西洋編)…思い出綴り。③
おこしやす つらら庵 ♪
今日はバレンタインデー。(#^.^#)
皆さん、悲喜こもごもあるかと思います。。
もちろんしょーちん。は”悲”の方ですよ~。(笑)
でも、最近はバレンタインデーの在り方も変わってきたみたいで、”友チョコ”といい、同性間の仲の良い友達同士でチョコを交換し合うのだそうな。。
是非そうしてくれ。。。"(-""-)"
しょーちん。は、広瀬すずちゃんのCМをみつつ、自分にチョコをくれているのだと妄想していました。。悲しい。。(笑)
さて、今日は模写の思い出綴りその3です。
しょっぱなからこの人!泣く子も黙る全美術界の巨星!!その名は…
ピカソのイメージどうですか?
「へんな絵を描く人。」「あんな絵、私だって描ける。」と、多くの人が思っていると思います。
ピカソが生涯で遺した作品は(絵画、彫刻、版画などすべて。)一説には10万点とも言われています。
ピカソは90歳で生涯を閉じましたが、0歳から絵筆を執ったとして、一日に最低でも2点づつ描かないと追いつかないらしいです。画風を時代時代で変転させてきたピカソ。絵画の概念を覆すような仕事の数々ももちろん評価されるに余りある偉業ですが、何がすごいって、1日に平均2点の作品を完成させるというルーチンを生涯にわたり続けた、それ自体が凄いことですよね。
凄まじい芸術に対するエネルギー。
先ほど言ったように周期的に画風を変えながら成長するピカソですが、(実は女性との恋によって変わるという癖がある。)しょーちん。が一番好きな時代は青を使い、人や人生の悲哀を歌った青の時代です。
これもその時代の作品で、しょーちんが最初に描いたピカソ作品でもあります。左に描かれている男性は、ピカソの親友だったカサジェマス。
自身も芸術家であったカサジェマスは、制作や人生、恋に悩み自殺してしまいます。
親友の自殺に衝撃を受けたピカソが描いたのが、上に挙げた「人生」と言う作品です
。不気味な服を着た中年とおぼしき女性の手には生まれたばかりの赤子。
カサジェマスにうなだれるようによりかかる若い女性と、意味深に指を差し何かを暗示するカサジェマス。
この絵の中の全てがある種の”虚無感”に包まれています。
この絵を描くにあたって、色使いに一番苦労しました。特に考えさせられたのが肌の色。白っぽい肌色に見えますが若干青も入っています。
この色を、絵の具を一つのパレットで混ぜて塗っても感じが出ないので、僕はまず人体を青一色で塗り、その上から肌色を、先に塗った青を塗りつぶしてしまわないよう注意して塗り重ねました。
実物の絵に近づけようとの思いで取った策でしたが、今から思えば、ピカソもこの手法で描いたのではないかと思います。何かね、青が深く沈んでいるようなんですね。
この絵を描いたピカソはまだ20代。卓越した表現がすでに見えますが、ピカソはこの後自分の積み上げたものを否定するかのような衝撃的な絵を描きます。
この作品はピカソ自身にとっても転機となり、美術界にとっても記念碑的な作品になったアヴィニョンの娘たちです。
この辺の作品が、”ピカソは変な絵を描く”というイメージを世間に定着させているのでしょう。
それもそのはず、この絵を発表した当時は、評論家からはもちろん芸術家仲間からも痛烈に非難されます。
正当な美術の体系から外れたところで独自に発展したアフリカ美術。それを見たピカソは衝撃を受け、プリミティブで斬新な独自の画風で描いたのがこの作品。
確かに変な絵ですが、模写して感じたのはここでも、細部にわたる計算でした。決して適当には描けない。女性の顔にしても体にしてもよく見ると少しずつ変化を与えてますし、背景の分割された色面も、女たちがより引き立つよう計算された色使いをされています。
しかし、先ほどの青の時代の作品と比べてみて、いかがですか??
一人の人間がここまで変われるものかと不思議に思います。
変化を恐れない、むしろ楽しむ。
恐るべしピカソのエネルギー。
では最後に、ピカソの晩年の言葉でこの記事を締めくくりましょう。
”私は幼いころから大人と同じような絵が描けた。しかし、子供のように自由に描くまでには今まで掛った。”
では、
また、おこしやす つらら庵♪
今日はつらら庵の商品を2点もまとめてお買い上げいただきました~!
本当にありがたいことです!これからも皆さんに感謝しつつ、より努力していいものを作ってゆきますのでよろしくお願いします!(*^^*)
〇今日の鳥獣戯画〇
「キツネの出前。だまされやしないか不安。」
名画模写修行。(西洋編)…思い出綴り。②
おこしやす つらら庵 ♪
こんばんわ~。(*^^*)
ゲーム記事を昨日は張り切って書きすぎました。(笑)
次からはも少しぼちぼち書きますね。。(;'∀')
何やら今、ある芸能人の引退騒動で世間は大騒ぎですな。
う~ん、確かにデリケートな問題ですよね。。
特に、正月には神社に詣で、葬式には念仏を唱え、クリスマスには教会に行く日本人には宗教の感覚が元から根付いてないですし、オウム真理教というカルト教団によるテロ事件はまだ記憶に新しいところです。
ただ、宗教=危ない、と言うのは間違っていると思います。逆に、宗教感覚の欠如した日本こそ、世界から見れば実はマイノリティーなんですけどね。
日本に宗教が根付きにくいのは、最近「サイレント」という名で映画化された遠藤周作の沈黙でも扱われています。
今回その芸能人が引退し宗教団体に入ることに対して、世間は洗脳されていると一方的に決めつけ、引き留めようとする動きが見えますが、本人が”信じている”物を第三者が否定するってのはどーなんでしょ?
しょーちん。は今回のことはとてももったいないとは思いますよ。せっかく芸能界で頑張って来たのにって。
でも、本人が最後は決めることですからね。
しかし、後をとっちらかして辞めるってのはなぁ。。(-_-;)
今やってる仕事を全部キレイにして、契約満了日まで雌伏できないほど彼女は追い込まれてたんかな??
何はともあれ、選んだ道において幸せになって欲しいもんですなぁ。
ささ、枕が長くなったネ。(笑)
この間の模写の思い出綴りを再開しよかいのぅ。。ゴッホさんからでしたね。(*^^*)
これも有名な作品です。
独学の模写で一番の問題は原本をどう入手するかです。原本とは、簡単に言えばお手本となる絵の印刷物です。本物が手元にあればそれが一番良いのですがそーゆーわけにもにも行かないんでね・・。(´・ω・`)
しょーちん。は主に自分の手持ちの大判画集を参考に描いてますが、参考に出来る本が手持ちにない場合は時として描きたい絵の画集の入手に時間を費やす事もあります。
ここに挙げたゴッホの「糸杉」も、色々と探してやっと図書館で画集を見つけ模写出来た事を覚えています。
本によって、印刷の関係上で色がオリジナルと違うことも多々あるので、より良いものを探すのに一苦労なんですよ。。
所でこの絵、不思議じゃないですか??
まず、昼、夜、どっちだ?ってこと。左の空に見える丸いものは太陽にも見えますし、右っ側のは月。月は昼でも見えますが、空に小さな星のようなものも見えます。
そして、この絵のポイントは何といってもタイトルの通り糸杉でしょう。手前から奥に向かって続く大きな道の線を、真っ二つに糸杉が分断するという奇妙な構図です。そして、画面にある線という線がグニャグニャとうねっています。ゴッホ作品ではよく見られる手法ですが、しょーちん。が模写した二つのゴッホ作品は特に線のうねりが激しいです。
この絵を描いていた時のゴッホは有名な耳切事件を起こし、精神病院に入れられるなど生活と精神が安定していなかったので、それが絵筆に現れたのでしょうか。
でも、精神が不安定でも絵の構成は冷静かつ正確。
この辺がゴッホの特異な性質だと思いますね。
印象派の旗手、モネの作品です。
この前の記事でもちょこっと触れましたが、個人的にしょーちん。は印象派があまり好きではありません。( ゚Д゚)
しょーちん。は重厚な色が好きなので、黒をパレットから追い出すという暴挙に出た印象派には賛同しかねるのです。(笑)
でも、その場の空気感、揺らぎの表現にかけては脱帽ですね。
特に僕の好きなのはこの丘に立つモネの妻と子供の絵。←好きなんかいな。(笑)
この絵って、あたかも自分が本当にその景色を見ているような錯覚に陥りませんか??
天気の良いある日。
妻と子供と家族三人で散歩に出かける。
妻と子供は二人仲良く自分より少し高い丘の上を歩いている。
周りの美しい自然につい気を取られていると、東の方から一陣の風が吹き、妻の、自分に呼びかける声を運んでくる…。
振り返ると、逆光に翳った妻の顔は悲しんでいるような、微笑んでいるような、何とも言い難い顔にみえた…。
こんな感じ??(笑)
若干気取ってみたものの、本当にこの絵からは、景色の揺らぎと共に女性の気持ちの揺らぎまでをも感じます。
考えてみると、睡蓮という一連のライフワークを通してモネが表したかったのは、揺らぎだったように思えます。
それは同時に、永遠、堅牢を追究してきた美術界へのアンチテーゼでも有ります。
このように、好き嫌いせずに色んな分野の絵を模写することにより、嫌いのままでは見えて来なった事も見えるようになります。そして、どういう形かは分かりませんが、自分の骨となり肉となって自作に活かせることを願い模写を続けるのです。
で今日はこの辺で。
次回は天才中の天才、パブロ・ピカソから始めたいと思います!(^_-)-☆
いつも見てくれている方々、ありがとうございます!!
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
※鳥獣戯画図鑑が少しおろそかになってもてます。。。(-_-;)
明日からしっかり描きますね。(;'∀')