こどもを守る。 幼児期の人生への影響。
おこしやす つらら庵 ♪
まいどっ!和雑貨職人のしょーちん。です。
いやぁ、5月だと言うのに朝晩が未だに寒い(´・ω・`)
はてなブログの機能で、たまに去年の同月同日に書いた記事をお知らせしてくれるというのがあるのですが、それを見返してもまだ寒い言うてた(^^;)
やっぱりこの土地は二季しかないわ。
でもね、さすがに日中は暑いし夕方は少し涼しくなって丁度いい。
散歩にはいつもその時間帯を狙って出かけます。日が落ちる寸前。
楓(カエデ)と言えば真っ赤な紅葉をイメージしますが、この時期の若々しい緑映える楓もとても綺麗な物です。
こういうのもね、散歩してないと見つけにくい。
で、毎年この時期になると楽しみなのが、つらら庵玄関にある二鉢のミニバラ。
今年も上手く冬を越してくれたし、若芽が出てから肥料もばっちり施したのでとてもいい塩梅に育ってくれてます。
しかしふと葉っぱを見ると…
やや?なんだこの円筒状の物は??
しかも、一鉢に10個ほど付いているのです。
こんなん。
ほんとに、ちまきみたいに綺麗に円筒状に葉が畳まれているのです。
(しってる?ちまき。(笑))
恐る恐る葉っぱを端から開いてみると…
分かりますかね?
葉っぱの右上に、ゴマよりもさらに小さい粒があるのを。
これをみてしょーちん。は心当たりが有ったので早速園芸図鑑で調べてみました。
害虫と病気のページ。
すると思った通り、ある害虫の仕業でした。
引用:http://www.ishidashiki.sakura.ne.jp/mushi/koucyuu/kobetsu/otosibumi_8551.jpg
オトシブミです。
この虫ね、自分の産んだ卵を葉っぱに包んで守るんやって。
引用:http://uralowl.my.coocan.jp/nature/insects/images_bettle/IMG_8869sUP.jpg
こうして、葉に卵を産み付けたら、うんしょうんしょと丸めて筒状にします。
引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/cb/04bb6419560d088744f98056e93865e7.jpg
葉でいわゆる、”おくるみ” を作るんですね。
で、画像の様に包んでそのまま枝に残すこともあるのですが、包んだ後、最後に枝との接点を切り離し地面に落とすのだそう。
”オトシブミ” の由来は ”落とし文”(投げ入れられた手紙)なんやって。
で、葉の中で成長した幼虫は、葉っぱを食べながら徐々に内側から下界に向かって穴を作る。
無事に外に出た幼虫は、葉を食べた事によって蓄えたエネルギーで、厳しい環境で生き抜いて行く…
素晴らしいやないですか。
自然の神秘と言おうか母の愛と言おうか。。
ね。
虫でも必死で我が子を守る。
最近は幼児虐待、殺傷、その他精神的虐待と、目を覆いたくなる事件が頻繁に目に入るよね。
しかも、それらが向けられる対象は我が子。よその子でもなく。
こどもにとって唯一安心できる所は両親(或いは親に変わる存在)の元にしかない訳です。
幼児期、少なくとも中学を無事に出るくらいまでは、本当に大切に育てて欲しい。
しょーちん。の経験上、その大切な時期に然るべき育てられ方をされた人間と言うのは、ある程度の社会の荒波は超えてゆけると思うのです。
一人でも。
しかし、その大切な時期になんらかの形で傷を負ってしまうと、本当に後から消す事は
困難だと思う。
もちろんそれらの傷を自分の努力と克己で克服する事もあるいは出来ると思うし、そうして来た人もたくさん居ると思う。
でも、その子にとっては克服して初めてみんなと同じ精神のスタートラインに立てるんです。
こういう事を言うと、困難を克服して来た強さがプラスαになって、より強い人間になっていると言う人もいる。確かにそう。人生を生きていくには肯定しか無いから。
ただ、失った幼児期の朗らかさを取り戻す事は本当に厳しい歩みになる。
世知辛い世の中、親だって人間だし育児も辛い。
でも、長い人生の中のほんの少しの卵の時期。
どうかこの期間だけでもそのか弱い精神を ”おくるみ” に包んであげてほしい。
強き次代の親になって貰うために。
…てか、
しょーちん。の大切なバラに巣せんといて。
何がおくるみや。あほか。
ポイ。( ・・)/ ⌒・
あっ、ちゃんと山の方に置いてきましたのでご心配なく(笑)
それではこの辺りで。
今日も一日ありがとうございました~☆
また、おこしやす つらら庵 ♪