クロネコヤマトについて考える。
おこしやす つらら庵 ♪
今日は一転、冬に戻りましたね~。
連休明けでもありますが、皆さん体調管理を怠らずご自愛くださいませ。
今日は新聞を読んでいると、気になる見出しを発見したのでご紹介したいと思います。
”ヤマト運輸 過重労働改善に重い腰”
少し前に、ヤマト運輸は数年ぶりに送料を見直すという見解を示しました。
他社と比べ、価格交渉に強いと言われるヤマトさん。
数ある運送会社の中でもヤマト運輸は首位を独走し、2015年度に扱った荷物はなんと17億個。シェアは5割に達すると言います。
インターネットの普及に伴い、ネットでの物流は軒並み増え続ける一方。
この業界では前々から人手不足が深刻な問題となっておりますが、特にヤマトさんは某大手インターネット通販会社と提携しているので、ドライバーさん達に多大な負担が掛かってきます。
ブラック企業という言葉が世間に認知されてもう久しくなります。
ある会社では、度重なる残業を苦に社員が自殺に追い込まれ、遺族が会社を相手取り、労働基準法違反で訴えを起こすなど、日本では過重労働が深刻な問題になっているようです。
新聞に載っていたヤマト運輸に勤めている方の言葉です。
「会社は人手不足を知りながら放置してきた。何も期待できない。」
「何のために働いているのかわからなくなる。」
集配所に勤務するこの男性は、午前7時に出勤し、午後9時まで14時間勤務を続けるそう。その間も再配達の要請やクレームの嵐。
「もう限界。」
と言うのがヤマト運輸勤務の方の本音なのです。
しかし、数々の社員の訴えや環境改善の要望にヤマト運輸は耳を傾けない訳では有りません。
冒頭に言った送料を引き上げて仕事量を抑制する対策や、休憩時間の設定。(これまでヤマト運輸では休憩時間と言うものが無く、休憩は社員に任意に取らせていた。これだけ聞くと良いように思うが、実際はあまりの仕事量に忙殺されて、お昼を取る事さえままならなかったそうです。)
しかし、会社の基本理念として、利益を得る、ペースを落とさないという事があります。
更にヤマト運輸は、経営理念として「サービスが先」を徹底しているそう。
社内の環境改善のみで今から更に激化するであろうインターネット通販普及による仕事量の波に逆らえるか?
しょーちん。は難しいと思うのです。
会社が自社の勤務状態改善に尽くすのは当たり前ですが、もひとつ、サービスを受ける側である私たちも考えを改める必要もありそうです。
新聞にはこうも書かれていました。
「最近ではサービス利用者がヤマト職員の勤務状態を知ってか、遅い時間帯の再配達依頼を控えたり、営業所で荷物を止めておき、自分で取りに来る利用者が増えている。」
これ、大事ですよね。
しょーちん。も通販をよく利用します。
いつも来てくれるドライバーさんはとても丁寧で、夜の再配達の要請も笑顔で引き受けてくれ、雨の激しい時も荷物が濡れないよう、自分はずぶ濡れになりながらタオルで荷物だけは濡らさぬよう運んでくれる。
利用者が気持ちよくサービスを享受できる裏側には、勤めている者の苦しみがあるのです。
しょーちん。もこの記事を読むまでは、ドライバーさんの笑顔の裏に、こんな苦労が有るとは思ってもみませんでした。
消費者として出来ることは限られますが、ヤマトさんに日ごろお世話になっている者として出来うる努力はこちらでもしようと思いました。
たとえば、
- 時間指定をした場合、家にいるよう極力努める。
- 無理な時間の再配達は頼まない。
- こまめに買っていた物を月一度にまとめて注文する。
- 自分で営業所に取りに行く。
- 極端なクレームはつけない。
こんなものでしょうか。
5についてなのですが、一般の会社ならば、クレームはクレーム対処の部署で対応しますが、運送会社では運送中のトラブルは全てドライバーの責任になるので、クレーム対応も配達の途中にドライバー自身がしなければなりません。
もちろん過失がある場合はドライバーが悪いのですが、最近ではマナーの悪い消費者が多いようです。
ほんまに、なんやったら送料をまけてもらおうと、なんやかんやと難癖をつける輩もおるんやて!!(`´)
あかん、腹立ってついつい関西弁が…。(笑)
「お客様は神様。」
この言葉はね、サービスを提供する側が仕事をより充実させるために心に抱く言葉です。
決してサービスを受ける側の私たちが使ってはいけません。
サービスを提供してくれる会社や職員さんがいるから私たちは快適に過ごせていると言う事を忘れないようにしようと思った今日の一日でした。。
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の鳥獣戯画〇
「自分を見失った時は振り返ろう。」
〇今日の水墨DEアニメ〇
「らき☆すた」