つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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是非とも知って!!猫大量虐殺事件。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

連日座間市で起きた猟奇的な大量殺人事件がテレビで報道されています。

その特異性から色々な憶測、推測が飛び交い、犯人の深層心理はいよいよ常人には分からない深淵に追いやられているかに思えます。

 

座間の事件は、かねてからその危険性を指摘されていたSNS上での ”自殺志願者サークル” を犯人が巧みに利用し次々と猟奇的な殺人を犯したものです。

インターネットに明るくない方には衝撃的な事実ですが、ネットは所詮人間が使うもの。薬にもなれば毒にもなると言うわけで、ウェブ上にはこうした常軌を逸したサイトが枚挙に暇がないほど点在しています。

事件が起こってから話題になるのがこうした事件の常です。

 

しょーちん。は、表現の自由も大切だとは思うのですが、余りに過激且つ異常なサイトは閉鎖するべきだと思うのですが難しいようですね。

座間の事件の被害者の方達のご冥福を祈ります。。

 

…さて、今日の本題は実は座間の事件ではありません。

もちろん、この事件はTwitterという有名SNSを利用した事件として社会に波紋を広げたので、これから大いに議論し再発を防ぐことが急務だと思うのですが、この座間の事件の1ヶ月前に、同じような猟奇的な事件が起こっていました。これが今日の本題です。

 

犠牲になったのは、自分で身を守るすべがないか弱い猫ちゃんでした。。

 

 

 

 

※ここからは衝撃的かつグロテスクな内容を含みます。是非知って欲しいのですが、そうした内容に耐性が無い方、過去に動物虐待に関するトラウマがある方は読むのを控えて下さい。実際の虐待画像などはありません。※

 

①事件の内容

 

8月29日、埼玉県在住の一人の男が動物愛護法違反の容疑で逮捕されました。

税理士、大矢誠(52)。

 

ニュースでも取り上げられました。

ドラム缶、頑丈そうな鉄格子、ガスバーナー、ひしゃく、ペンチ、異様な感じのするゴム長、汚れた手袋、大きな麦わら帽子、そして、名称も分からないような器具。

こういった物が地元警察に証拠品として押収されました。

しょーちん。は、それらが何かと知って身の毛のよだつ程悪寒が走りました。

 

それらは全て、野良猫を生け捕りにして殺すための道具だったのです。

 

大矢誠被告は、つくだ煮などの餌で野良猫をおびき寄せ、鉄格子に生け捕りにして、

猫を生きたままガスバーナーで炭と見紛うまでに焼く、沸点を超えた熱湯を何度も浴びせ掛ける、瀕死の猫の歯をペンチで抜く、肛門から水を注入するなど、言うも無残な方法で少なくとも13匹の猫を殺したのです。

 

どれも逃げ場のない鉄格子の中で行われました。

 

異常なのはそれだけではありません。

そうしてじわじわと殺す様を一部始終動画で撮影、編集して、動物虐待愛好家が集まるサイトである、”2ちゃんねる 生き物苦手板 ”で公開していたというのです。

 

生き物苦手板について少し注釈しておくと、このスレッド(共通の趣味を持つものが集まり開設するネット上のサークルの様なもの)は、もともとマナーの悪い飼い主を非難する場所として開設されたのですが、動物を好きでない人々の言動は徐々にエスカレート。次第に動物を凄惨な方法でいたぶる小説を何者かが発表しだし、それを機に様々な動物を虐待する動画像を投稿し合って楽しむと言う異常な空間になりました。

”生き物苦手板”と言ういかにも正当な集まりの風体を装った、実質虐待愛好者たちの憩いの場となってしまっているのです。

 

 

 


【あの猫たちを忘れない】

 

上の動画は、事件の事を見やすいイラストにして紹介して下さっている動画です。

動画で紹介されているのは犠牲になった猫ちゃんの一匹で、妊娠していたようです。

繰り返し熱湯を掛けられ、お腹の子共々死んでしまいました。

 

可愛らしいイラストのみの構成で、実際のグロテスクな動画像・音声は表示されませんので是非お時間のある方は見て下さい。3分も無い短い動画です。

 

大矢誠はこの生き物苦手板の中で、 ”カルおじ” (カールおじさんの略。動画に少しだけ写る大矢の格好が某お菓子メーカーのキャラクターに似ていたため) の愛称で呼ばれ、神と崇められます。

彼の殺した猫達の遺骸はサイト内で作品と呼ばれていました。

この異常なサイト内で大矢は ”信者” を得て全能感に浸る。

 

悪趣味の域を超えた異常な行為です。

しかも、シッポをつかまれない為にインターネット端末を複数所有し、動画投稿も公共のWi-Fi経由でしていたと言う事です。本人も罪の意識が明確だったことがこの事例から分かります。

 

猫達への凄惨な虐殺がエスカレートするのに時間は掛かりませんでした。

僅か1年余りの間に、明るみになっているだけでも13匹の猫を殺したのです。

逮捕された大矢被告はこのように供述しています。

 

「猫は糞や尿が臭い害獣なので、駆除する行為に問題は無いと思っている」

 

②事件が及ぼした社会的影響は?

 

目を覆い、耳をふさぎたくなうような事件。

自身も猫を飼うしょーちん。は、怒りと引き裂かれるような悲しさでどうしようもありません。

しかし、世間に及ぼした社会的影響はさほど大きくないとしょーちん。は思っています。

実際この記事を読んで下さっている方の中には、今まで全くこの事件を知らなかった方もいると思います。なぜか?

それは、テレビでの報道が余りにも少ないからです。

 

命の大切さに違いは無いけれど、やっぱり殺されたのが猫だからですよ。

現に人間が殺された座間の事件は連日報道されています。

「人間と動物を同等に扱え」と言うのではありません。

ただ、こんなにも凄惨な事件なのに、知らない人が多すぎる。

 

考えてもみて下さい。

表向きは税理士と言う世間的に見ても信頼の厚そうな職に就き、妻と子供もいるごく普通の中年男が、裏では目を覆いたくなるような非人道的行為で猫を殺し快感を得ている。

こう言う人間がお隣さんだったらどうしますか??

現に凶悪な殺人を犯している酒鬼薔薇聖斗宅間守なども、過去に動物虐待・虐殺の経験があるのです。

 

ですが、大矢がこの先人間に危害を加えるとは限らないし、また問題はそこでは有りません。

そうした常軌を逸した性癖とも言える歪んだ精神構造を持った人間が、たかだか何十万の罰金刑と数年の執行猶予だけで済まされていいのか?

と言う事です。

 

③大矢誠被告はどうなる?

 

大矢被告は、当初猫を三匹殺した罪で10月の始めに裁判に掛けられる予定でしたが、後に彼が投稿した動画などによる証拠から残りの10匹を殺した罪で追起訴され、裁判日が延長されました。

これは、動物愛護活動をされている方々や有志の方々が行う路上、ネットを通じての署名活動の影響も有ります。署名活動と声かけの甲斐があり、雑誌・週刊女性にも猫大量虐殺の記事が取り上げられたそうです。いやはや、人の輪の力は凄い。

 

しかし、現状の日本の裁判では動物をいくら殺しても罰金と略式起訴で済まされるのがほとんどです。悲しい事に。

次の新たな犯罪を未然に防ぐ見せしめの為にも、残虐な方法でか弱い命を弄んだ事への正当な罪を大矢被告には背負わせなければなりません。

 

大矢誠に実刑を求める署名は現時点で15万を超えました。

こう言った事件の署名では目覚ましい結果です。最初は大きく目標を掲げて、10万集まれば良い方との見込みでした。この結果から分かる通り、まず事件を知らない人が多い。

知れば、動物を愛する人、あるいはそうでない人でも署名に参加してくれる可能性が高い。それほどおぞましい事件なのです。

是非知って下さい。そして、良ければ賛同してくれる方が署名してくれると嬉しいです。

↓↓ ネットからでもできます ↓↓

 

しょーちん。のTwitterで熱心に署名推進活動をされているフォロワーさんの投稿

信頼のできる署名サイトです。しょーちん。もしました。

 

裁判日まで日がありません。

署名の締め切りも明後日の7日のようです。

略式起訴で放免なんて許されていいはずはないのです。

 

④まとめ

 

世の中には動物を愛する人ばかりがいる訳では有りません。

全く関心が無い人、過去にトラウマがあって好きになれない人、何らかの理由で嫌悪している人…。

それらの方々を否定してはいけないと思っています。

しょーちん。は広く動物が好きなので、そういう方達がいるのが個人的に残念ではありますが、それは人それぞれです。

 

でも、無暗に、しかも生きたまま熱湯やバーナーで生き物をじわじわ殺して良いわけが無いのです。

考えてみて下さい。

日常でお料理の最中にやけどやケガをしてしまう事が有りますよね。

特にやけどは痛いのです。

しょーちん。もおっちょこちょいなのでよく指などにやけどをしてしまうのですが、小指のほんの僅かのやけども我慢できないくらい痛いです。

同じ痛覚を持つ猫たちは数十分にわたり、熱湯をかけられてズル剥けになった皮膚にバーナーを執拗に当てられ、黒焦げにされたんですよ。

涙が出ます。

 

しょーちん。はとてもじゃないけど実際の動画は見れませんが、聞くところによると、ある猫ちゃんは頑丈な檻から出ようと鼻先を血だらけにし、また、冒頭アニメでご紹介した妊娠した猫ちゃんはお腹の子供を守るためにあまり鳴き声は上げず、必死に耐え忍んで、最後に耳の中に熱湯を入れられて絶叫して死んだと言われます。。

 

この記事を書いたのは、この事を少しの人にでも知ってもらいたかったからです。

カワイイ動物の動画や写真を見るのがしょーちん。は大好きで癒しでもあるのですが、その裏でこんなにも苦しんでいる動物たちが居るのです。

 

最後になりましたが、少し気になっている事を。

大矢被告について、世間、特にSNS中心に過激なバッシングが飛び交っています。

彼のしたことを思えば無理も無いのですが、飽くまで僕たちが願うのは正当な罰を受けてもらう事。

これに尽きます。

 

被告に対してある種の過剰なストーカー、脅し行為は控えた方が良いと個人的には思っています。法治国家ですから、出来る事と言えば署名活動などにより法を少しでも変えていくしかないのかと…。。

本当は言葉で表せないほど憎いですけどね・・・・・・・・。

 

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あれこれと狡知をめぐらして身元を特定されぬように画策した大矢被告の逮捕の決め手になったのは、大矢誠自らが投稿した動画でした。

特定されないように、決して自身は動画に写らないように工夫していた大矢被告。

しかし、手に刻み込まれた傷は隠せませんでした。

 

大矢の手に刻まれた傷は、必死に死の業火に抗う猫ちゃんが絶命する前に思いっきり噛みつき付けた傷。

動画に写っている手の傷と、大矢本人の手の傷が一致したことが逮捕のきっかけになったそうです。

猫ちゃん、最後に良くやった。

その命、無駄にはしない。。

 

 最後まで長い記事をお読み下さりありがとう御座います。

この記事で少しでも明るみにならないこの凄惨な事件を知ってもらえれば幸甚に存じます。

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪