愛のある絵。
おこしやす つらら庵 ♪
今日は口の発疹も治って、代わりになんだかカサカサになってます(;・∀・)
口内炎も良くなって気分良しです!
今日は皆さん何の日か知ってますよね??
山の日です。
こういった日に「山に行ったよ~」ってキラキラした汗を流しながら山と共に写った写真なんかをアップして記事に出来ればいいんですが、なんせしょーちん。はインドア派かつ、めんどくさい事が大嫌いなので山の日でも一歩も外に出ませんでした(笑)
(でも山登りとかはしてみたいなぁ。)
その代わりにちょこっと絵を描きました。
初めてかな?普通に水墨をご紹介するの?いつもは鳥獣戯画とかばっかりなので。
富士山です(^^)
行ったことね~けど…(笑)
…さてさて、今日は絵繋がりでこんな所をご紹介したいと思います。
引用:http://pds.exblog.jp/pds/1/200909/11/96/e0114296_18333058.jpg
静岡県にあるねむの木学園です。
歌手で女優の宮城まり子さんが設立した養護施設・学校なのですが知ってますか??
僕は世代じゃないので宮城さんの事は存じ上げませんでしたが、5~6年前に僕の大好きな番組、”日曜美術館”でこのねむの木学園が紹介され、それを見て知りました。
(宮城さんは”手のひらを太陽に”を歌ってらっしゃったんですね!)
この養護施設は知的・身体障害を持った方達が共に学んだり、集ったりする場所なんです。
因みにさっきの写真のどんぐりの形をした施設の一部も、養護施設の子供たちや大人が一緒に屋根の銅板を貼ったり、漆喰に絵を描いたりして出来た物です。
優しい形の草みたいな絵がいいなぁ。(*^▽^*)
この施設では、宮城さんの方針(とは言っても実際は利用者が積極的にやりたがった事をサポートするのですが)の元で、子供たちや学園の方達が茶道を学んだり絵を描いたりしています。
その絵が本当に素敵なんです!!
初めてこの番組でその絵を見た時に、「こんなに愛に溢れ、見る者に力を与える絵があるのか」と思った物です。
何と言うか、余計な事を考えたり邪な気持ちが無い分クリアなんです。
まぁ僕のへたくそで邪な説明を云々するより実際に見てもらいましょか(笑)
出典:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/kiyomi/ajisaifutari.jpg
「アジサイの中のふたり」 むらまつ きよみ・作
無数の小さい点で丸いアジサイが描かれています。
そして優しい色が画面を埋め尽くす。
その優しさに包まれるように二人の子供(?)が描かれてます。
なんか、母性愛を象徴しているみたいな絵ですね。
出典:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/yumiko/sekaino.jpg
「世界のお家」 やました ゆみこ・作
アーチ状に可愛い色の家々が並んでいます。
暖色に包まれた画面に花や木。
そしてこの絵の題名である”世界のお家”。何か意味深な題名です。
戦争の無い、平和な世界が描かれているのかな??
引用:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/yoshie/yasashii.jpg
「やさしいとき」 なかだ よしえ・作
これすごくないですか?抽象画で有名なパウルクレーさながらの表現!
いかにも”やさしい”感じが出てます。
塗りムラにさえ優しさや心の揺らぎを感じます。
引用:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/toshimitsu/aki.jpg
「明るい秋」 ほんめ としみつ・作
ブラウンの背景は深まる秋を表わしているのでしょうか。
画面やや左寄りに描かれたふたりの人物(親子かな?)に向かって綺麗に紅葉した落ち葉が集まって来るように描かれています。
なんかね、どれもが母性愛を表してるように見えるんですよ。しょーちん。には。
引用:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/tsutomu/hirune.jpg
「はっぱの中でひるねしたよ」 ほんめ つとむ・作
これも好き。
構図とか色とか、世界的アーティストがデザインしたかのような、ある種の完璧さを感じます。でもいやらしさとかが無くとても純粋な物を感じます。
もぐらが羨ましそうに穴から覗いているのがキュートすぎる♪
ポストカードにして誰かに送りたいなぁ。(笑)
引用:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/kanae/melody.jpg
「メロディ」 こいしかわ かなえ・作
どうですかこのメロディー感!!
本当に楽しい音楽が聞こえてきそう。
流動的で、そして丁寧に分割された色面の境界は滲んで溶け合い、
これが優しさを感じさせます。
引用:http://www.nemunoki.or.jp/gallery/shogo/marikoandchild.jpg
「まり子とこども」 とみやま しょうご・作
どこにまり子さんがいるのでしょうか?(笑)
でも、子供たちの宮城さんのへの愛が画面から溢れています。
子供たちは宮城さんをお母さんと呼んでいます)
宮城さんと子供たちが溶け合い、一体になっているのがいいなぁ。
以上、数ある作品の中からほんの一部をご紹介しました。
いかがですか?どれも愛に溢れているでしょ?
障害を抱えた方々は、辛い事、苦しい事も健常者(障害、健常と言う言葉は嫌ですが…)に比べて多いはず。
時には心無い言葉を掛けられ白い目で見られることもあるかと思います。
絵は面白いくらい心の中を写すものです。
実際、親から虐待を受けている子供が描く絵は一目で分かるくらい禍々しい物になります。
でも、このねむの木学園の子供たち、人々の描く絵はどれもが明るく、美しく、愛情に溢れている。
これは、宮城さんや職員の方に十分愛されているからです。
それを思う時、心から嬉しくなり「よかった」と思います。
絵の多くに母性愛を感じ、涙が出そうになるのも、心の奥底に誰もが持つ大切な何かを素直に表現しているからですかね。
同じ絵を描く者として、しょーちん。も人の心を揺り動かすようなものを描きたいと思います。
しかし、このねむの木学園の人たちの画集がほしいなぁ。(*^▽^*)
皆さんも、ご興味があればねむの木学園について調べてみて下さい。
長い文章でしたが読んで下さりありがとう御座います。
今日も一日ありがとうございました~☆
また、おこしやす つらら庵 ♪