人が墨を磨るのではない…
おこしやす つらら庵 ♪
~ まず最初に。
8月と言えば我が国にとって意味深い月であります。
お盆があり、各地で夏祭りが催され、夏の良さを存分に満喫できる月です。
しかし、一方で6日には広島9日には長崎に原子爆弾が投下された月でもあります。
第二次世界大戦での事です。
70余年経ち、遠い昔の事になりつつある今。
新鮮に当時の惨禍を身に感じれない我々もせめて彼の日を思い、手を合わせたいのです。合掌。~
ども、和雑貨職人のしょーちん。です!
今日は台風の影響でか夜涼しい!
いつぶりだろ?扇風機だけで昼を乗り切ったのは?
こういう日がたまにあると夜涼しい事への有難さが身に染みてわかるね。
というか、日中どんだけ暑くても夜は涼しいのが普通だったんやけどなぁ。
どうなの昨今の蒸し暑さ?おかしいよね。
今日はね、久々に硯で墨を磨って絵を描きました!
いやいや、本当は水墨画に出してすぐ使える墨汁はご法度なんですよ。
でも、しょーちん。は毎日限りある時間の隙間を縫うようにして絵を描き、ツイッターにUPしているので、とてもじゃないけど墨を磨ってる余裕なくて(;^_^A
今日は思い改めて、一から磨ってみましたよ。
モチーフは我が家の新人猫ちぃぴ……じゃなくて虎さんです。
ところで、東洋画の故事にこんな一文があります。
「人墨磨非 墨磨人」 ”人が墨を磨るのではない、墨が人の心を磨くのだ”
東洋画の特徴として精神性が挙げられます。
絵の技法習得も重要だが、心をも同時に磨いて行く。
そう言えば中国の少林寺なんかもそうですよね。武術を体得するのと同時に精神をも磨く。それを含めての修行。決して習得した技で人を傷つけない。
東洋画は精神性と密接な関係があるのです。
よく言われるのは、
「油絵は目を見開いて描け、東洋画は目を瞑(つむ)って描け」
目の前にある物を正確に描写する事が最大の関心事である油彩に対し、東洋画は己の胸中にある物を、目の前にある物を借りて描写する。
これはなかなか深いですよね。
これをツイッターで呟いたらあるフォロワーさんから、
「え?東洋画は福笑いみたいなもんなの?」
と返事が来ました。
うん、、、まぁ、そやね。。( 一一)(笑)
しょーちん。も静かに墨を磨り、己を磨きつつ水墨を描いて行きたいのです。。
それではこのあたりで!
今日も一日ありがとうございました~☆
また、おこしやす つらら庵 ♪