つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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完成と未完成。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

完成と未完成。

両者の間には当然ながら天と地ほどの開きが有ります。

人間で言えば、完成された人格よりも少し未完成な所を残した人格の方が味わい深いんやけど、物づくりと仕事はそういう訳にも行かんねんなぁ~。

 

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完成作のがま口です(^^)/

 

千鳥柄の全く同じデザインの物を以前も作っています。

 

turara-an755.hatenablog.com

 

しょーちん。の大好きな千鳥。

鳥獣戯画と並び、結構人気なんですよね~♪

 

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これは新しいデザインの鳥獣戯画がま口。

キャラクターを散らすように柄入れしてみました!

 

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一つ一つが小さいので、描くのに結構手間がかかるのですが、なかなか可愛く出来て気に入ってます♪

 

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裏は定番の奴。

 

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中はこんなん。

 

マチを取ってあるので、ペッタンコのよりは収納できるかな。

ペッタンコはペッタンコで可愛いんやけどね。

この二つは完成品。

 

 

…でやんか、問題なのは未完成作。

 

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これ、何か分かりますか??(;´∀`)

 

もうね、試作をかれこれ3~4作してるんですけど、そのたびに進展は有るものの、新たな問題が持ち上がったりでなかなか…。。

型紙も切ったり貼ったり書き込んだり消したりでボロボロになってしまいました(笑)

 

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この上二つを見比べると良く分かるのですが、ベルトの位置、栞の位置、カバー全体の渡りの長さなんかが微妙に違うでしょ??

上のカバーが一応完成なんです。(試作の完成なんですけどね(笑))

 

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このタイプのブックカバーは、本の厚みに幅広く対応できる仕様になっています。

まず表紙の端を差し込んで…

 

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反対側の表紙をベルトに差し込む。

 

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差し込んだ上から、カバーの端も一緒に織り込む。

この織り込む長さによって色々な厚みに対応できるねん♪

 

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ほんで、どやさですわ!!(*^^)v

 

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こんな感じになります~。

 

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この白い部分に色んな絵を描いて完成と相成るわけなんですが、まだ絵柄まで考える段階に来ていません(;´∀`)

 

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ブックカバー作りの難しいところは、形とか縫いの難しさもそうなんやけど、

布地の選別ね。

 

あんまり分厚い布やとゴワついて読みにくいし、薄すぎると本が抜け落ちそうになるんよね(;^_^A

特にしょーちん。のように一か所アクセントに切り替えの布を入れてると余計に難しい。

まだ完成には少しかかるかなぁ~。

 

今日はしょーちん。の制作の苦悩を見て頂きました!(笑)

完成したらまた見てね。

そして宣伝してね。

 

バリバリと。。(笑)

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪