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つらら庵日和 ~平成お絵かき道の巻~  

日々、ハンドメイドとお絵かき修行に励むつらら庵の職人日記。

名画模写修行。(西洋編)…思い出綴り。③

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

今日はバレンタインデー。(#^.^#)

皆さん、悲喜こもごもあるかと思います。。

もちろんしょーちん。は”悲”の方ですよ~。(笑)

でも、最近はバレンタインデーの在り方も変わってきたみたいで、”友チョコ”といい、同性間の仲の良い友達同士でチョコを交換し合うのだそうな。。

 

是非そうしてくれ。。。"(-""-)"

 

しょーちん。は、広瀬すずちゃんのCМをみつつ、自分にチョコをくれているのだと妄想していました。。悲しい。。(笑)

 

さて、今日は模写の思い出綴りその3です。

しょっぱなからこの人!泣く子も黙る全美術界の巨星!!その名は…

パブロ・ピカソ

ピカソのイメージどうですか?

「へんな絵を描く人。」「あんな絵、私だって描ける。」と、多くの人が思っていると思います。

ピカソが生涯で遺した作品は(絵画、彫刻、版画などすべて。)一説には10万点とも言われています。

ピカソは90歳で生涯を閉じましたが、0歳から絵筆を執ったとして、一日に最低でも2点づつ描かないと追いつかないらしいです。画風を時代時代で変転させてきたピカソ。絵画の概念を覆すような仕事の数々ももちろん評価されるに余りある偉業ですが、何がすごいって、1日に平均2点の作品を完成させるというルーチンを生涯にわたり続けた、それ自体が凄いことですよね。

凄まじい芸術に対するエネルギー。

先ほど言ったように周期的に画風を変えながら成長するピカソですが、(実は女性との恋によって変わるという癖がある。)しょーちん。が一番好きな時代は青を使い、人や人生の悲哀を歌った青の時代です。

 

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これもその時代の作品で、しょーちんが最初に描いたピカソ作品でもあります。左に描かれている男性は、ピカソの親友だったカサジェマス。

自身も芸術家であったカサジェマスは、制作や人生、恋に悩み自殺してしまいます。

親友の自殺に衝撃を受けたピカソが描いたのが、上に挙げた「人生」と言う作品です

。不気味な服を着た中年とおぼしき女性の手には生まれたばかりの赤子。

カサジェマスにうなだれるようによりかかる若い女性と、意味深に指を差し何かを暗示するカサジェマス。

この絵の中の全てがある種の”虚無感”に包まれています。

この絵を描くにあたって、色使いに一番苦労しました。特に考えさせられたのが肌の色。白っぽい肌色に見えますが若干青も入っています。

この色を、絵の具を一つのパレットで混ぜて塗っても感じが出ないので、僕はまず人体を青一色で塗り、その上から肌色を、先に塗った青を塗りつぶしてしまわないよう注意して塗り重ねました。

実物の絵に近づけようとの思いで取った策でしたが、今から思えば、ピカソもこの手法で描いたのではないかと思います。何かね、青が深く沈んでいるようなんですね。

この絵を描いたピカソはまだ20代。卓越した表現がすでに見えますが、ピカソはこの後自分の積み上げたものを否定するかのような衝撃的な絵を描きます。

 

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この作品はピカソ自身にとっても転機となり、美術界にとっても記念碑的な作品になったアヴィニョンの娘たちです。

この辺の作品が、”ピカソは変な絵を描く”というイメージを世間に定着させているのでしょう。

それもそのはず、この絵を発表した当時は、評論家からはもちろん芸術家仲間からも痛烈に非難されます。

正当な美術の体系から外れたところで独自に発展したアフリカ美術。それを見たピカソは衝撃を受け、プリミティブで斬新な独自の画風で描いたのがこの作品。

確かに変な絵ですが、模写して感じたのはここでも、細部にわたる計算でした。決して適当には描けない。女性の顔にしても体にしてもよく見ると少しずつ変化を与えてますし、背景の分割された色面も、女たちがより引き立つよう計算された色使いをされています。

しかし、先ほどの青の時代の作品と比べてみて、いかがですか??

一人の人間がここまで変われるものかと不思議に思います。

 

変化を恐れない、むしろ楽しむ。

 

恐るべしピカソのエネルギー。

では最後に、ピカソの晩年の言葉でこの記事を締めくくりましょう。

 

”私は幼いころから大人と同じような絵が描けた。しかし、子供のように自由に描くまでには今まで掛った。”

 

では、

 

 

 

また、おこしやす つらら庵♪

 

今日はつらら庵の商品を2点もまとめてお買い上げいただきました~!

本当にありがたいことです!これからも皆さんに感謝しつつ、より努力していいものを作ってゆきますのでよろしくお願いします!(*^^*)

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〇今日の鳥獣戯画

「キツネの出前。だまされやしないか不安。」

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