つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

MENU

上を向いて歩こう。…たまには。。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

ど~も、ハンドメイド界の女形和雑貨職人のしょーちん。でありんす。

皆さんどうですか?お盆が近づいて来ましたが毎日忙しくしておられますか。

この酷暑、本当にご自愛ください。

 

f:id:turara_an755:20180730221424j:plain

「晴雨」

 

さてさて、この間からしょーちん。は一日一画の気持ちで”空”の絵を即興的に描いているのですが、ここでもご紹介しようと思います。

 

いつもの絵と違って、本当に10分くらいの時間で素早く描くのですが、

和紙に水のスプレーを掛けたり、墨をぶちまけてみたり、和紙を二枚重ねにして墨を塗り、二枚目に浸透した頃を見計らって、シミになった和紙を利用したり。。

敢えて偶然できた形を活かして制作しています。

 

な~んか、気ままで楽しいのよね。

失敗してもいいか~っていう自我の無さが嬉しい。楽しい。

そして、案外出来上がりに納得できたりするんですよね。

(ま、自分が描いてるのではなく勝手に墨と水が描いてくれてる感じかな。)

 

f:id:turara_an755:20180730221432j:plain

「須臾」

 

タイトルも適当に感じた物を。

ほんで、難しそうなタイトルにしとくと何か良さげやん??(笑)

この夕焼けはなんと、牛乳を使って描きました。

牛乳は撥水効果があるので、先に和紙に塗っておくとそこだけ淡く色が抜け、このようにおぼろげな雲が描けるんですよね。

子供さんが変な薬品を誤飲した時に牛乳を飲ませるといいってよく言うじゃない?

あれと一緒の原理。

 

f:id:turara_an755:20180730221439j:plain

「寒月」

 

なんかね、これらを描いてて思うねん。

 

「最近空をゆっくり見てないなぁ」って。

 

子供の頃ってね、もっともっと空を見てたと思う。

雲が流れて行く様も、何とはなしに見てた。

それはね、心にゆとりがあったからやとも思う。

 

雲も、ずっと見てるとゆっくりゆ~っくり流れて行くでしょ?

もうね、大人になると雲が視界内の1㎝を流れて行くまででさえじっと見る機会が減る。たった1㎝さえ帰りの電車は待ってくれない。。

 

坂本九さんが歌った上を向いて歩こう

 

そやねん、大人になると上を向いて歩く事がだんだん減って行く。

勤め先のノルマ達成までの日にち、段取り、家族の心配事。

そしていつ浮気が妻、夫にばれるかという心配。(笑)

色んな事を考えるとね、どうしてもうつむき加減になる。空には黄金色の夕日が輝いていても。。

 

先ほどお見せした絵はしょーちん。の心・頭の中だけに存在する空。

それはそれでいいけど、本物の空をここ数カ月見てなかったなぁ~と。

なんか、ゆっくりリラックスして空を眺めたくなったしょーちん。でした。。

 

あ、大丈夫よ。

心病んでませんから(笑)

 

皆さんも是非色々なことを少しの間だけポイして、愛する人と共に、又は一人寂しく(笑)空を見上げてみて下さい。

 

上を向いて歩こう♪ 涙がこぼれないように。。

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪