つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

MENU

正味の話が。。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。です。

 

f:id:turara_an755:20200817083637j:image

 

夏になると猫が方々に落ちているのは、猫飼いにとっては陽が東から昇るのと同じくらいに有名な話。

しかし、こんなカッコは初めてどした。

相当暑いってことやな。今年。

 

見てくださる方がほんの少しとは言い状、一応パブリックな場であるこのブログに割とプライバシーに関わる事を書いていいものか賛否あると思うが、何か今日は書いてみる気になった。

 

‥‥‥‥

何かの拍子に昭和の徒花、横山やすしの動画をYouTubeで見た。

この人はほんまにすごい。

僕が生を享けた時期にまだこんなヤバいおっさんが生きとったっちゅーんやから、びっくりさ。つい数十年前やで?

 

ちょっとした問題発言(とは言うものの、実際そんなに問題か?って思うことしばしばやけど

)で芸能界から干される今となっては考えられない、反コンプライアンスの権化である。

 

動画を見てると、とにかくキレる。キレる。キレる。。

 

その対象はタクシーの運ちゃん、芸能リポーター、芸人、そしてそこら辺の与太者、、、人を選ばない。なんでもええねん。

 

「こらぁ、ボケカス!おこるでしかし!あほんだらぁ!!」

 

凄いなぁ、こんな人がまだ芸能界で生きとってんから。

その態度もさることながら、不祥事を挙げれば枚挙に暇がない。

飲酒運転、無免許、暴行、恫喝、借金踏み倒し、、、。

お笑いとして天才でなかったらただのヤバいおっさん。

ただ、お笑いとしては傑出した天才やった。

 

‥世間はそんなに彼を憎めない。

肩で風切る一方、裏では本当に寂しがりやで神経が細やか。芸人仲間思いのえぇおっさんでもあったから。

 

しょーちん。もそういう人間は実は嫌いではない。

人間っちゅーのはその人らしく生きてどれだけ愛される人格を作れるかって所がミソやと思ってる。

 

今みたいに四方八方に気ィ使うて一部の隙もないくらい理論武装し、皆んなとおんなじ意見言う人間に魅力なんてあるか?

そんな奴ほど心の中では邪がトグロ巻いとんねん。(笑)

 

人を言葉で傷つけることは確かに良くない。

下手をするとそれは殺人だ。

 

ただ、言葉で容易に死ねるようになった人間の弱さも今一度考えなあかんとこやと思う。

気にしたらあかん。

 

またアホが何か言うとるなぁくらいの気持ちで、そんなとんでもない人間を楽しめるくらいになればこの世は平和になると思ってる。

 

その問題発言とやらで傷ついた人がいるのかもわからないのに先回りして「今のは問題発言では?」と触れ回る部外者達。

コロナやないけど、異常な程抗菌された世の中、果たしてそこに生きる現代の人間の顔は健康かね?

みんな青白く貧相やと思うねんけど。

 

‥さてさて、また何の話か分からんなったので本題へ。

 

実はこの横山やすしを見ていると、しょーちん。の祖父を思い出す。

 

過去に病気のデパートか言うほど色々としてきながらも、何故かまだ生きながらえている。

もう80超えたんかな?正直びっくり。

 

この祖父とはもう3年ほど絶縁状態やねん。

キッカケは些細な事やけどね、横山やすしや言うたらわかるやろ。(笑)

 

とにかく口が悪い。自分中心。気分屋。

他人に厳しく自分に甘い。とにかくキレる。

おこるでしかし。

 

そんなこんなで、ちょっとした折に言ってはならんような言葉を言われ、しょーちん。はブチギレて毎月一度しょーちん。ママと訪れていた祖父の家を出た。

 

キッカケはほんまにしょーもない事。

 

あのな、味噌汁の味の濃い薄いで離婚するような夫婦を世間は笑うやろ?

 

あれは違うねん。

 

味噌汁はキッカケに過ぎなくて、実はその下に幾重にも不満があっての事やねん。

 

やっさんはエンターテインメントとして華があった。周りが見てるとオモロイ。

せやけどな、身内となるとまた話が違う(笑)

しょーちん。もよく周りから言われる。

 

「あんたも頑固やなぁ。もう老い先短いおじいちゃんやん。許してあげたら?」

 

ちゃうねん。そら、あの言葉自体を許すなんて造作もない事なんですよ。

そこじゃない。その言葉を80も超えた様な人間が言えるということは、もうこの先天と地がひっくり返っても性格や魂は変わらんと言うこと。

 

そこがもう無理やねん。

 

三つ子の魂百までやで?何歳やおもてけつかんねんしょーみの話が。。

 

ここに書けないような事を散々してきた人や。

正直今まともに付き合いしている肉親はしょーちん。ママだけ。

やっぱり自分の父親って、どこまで行っても父親なんやろなぁ。

 

しょーちん。ママかって自分の父親とはそれはそれは色々あって、氷解したのはまだ言ってもつい最近と言っていいほどなんやけど。

 

こういう人はなぜか身内から離れていく。

 

そして、なぜか第三者からは可愛がられ、面白がられる。

そやねん。うちの祖父もエンターティナーなワケ。

関係のない人からしたらオモロイおっさんかも知れんけど、家ん中でのエンターテインメントはそんなにいらん。

笑点やさんま御殿みてたら事足りるねん。

 

祖父もね、人にはヤイヤイいうくせに反面極度の寂しがりや。

そんなとこまでやっさんと似てる。

 

買い物に出れば2、3人にキレるのもやっさんと似てる。

何故か憎めない所もやっさんと似てる。

馬券買って「何しとんねんアホンダラ!もっと攻めんかぁ!」ってテレビに怒鳴るのもやっさんと似てる。(いや、テレビにやっさんが怒鳴ってたかは知らんけどもやな。多分怒鳴ってたやろ。)

 

しょーちん。はもう多分会うことは無いだろうと思っている。

‥それでも血を分けた祖父。

そりゃ愛情も思い出も無いわけではない。

 

ただ、祖父やろ?

 

孫にこんな煩悶をさせないで欲しかった。

というか、しょーちん。の言われた事は、およそ世間一般のお爺さんが孫に投げかける類の言葉では無い差別的なものやってんから。

 

言っとくけど、その言葉に傷つき、離れたのでは無い。

これまでの自分の事を全て棚上げし、どの口が言うねんいう事を、何の落ち度もないしょーちん。に言われた。これが彼の人格を疑うもんやったから。

 

過去に大病をし、今はヘルパーさん付きの一人暮らし。

正直、どんな死に方をするのか分からない。

 

せやけどな、ほんまの家族なら身内に変な煩悶をさせたらあかんねんて。

 

「あんな病弱な祖父をほっておいて、自分はとんでも無く冷徹なのではないか?」

 

そう思わせてる時点であかんねんて。

 

なぁ?なんで昭和の徒花としてテレビの前で居てくれへんかったん?

なんで同じ釜の飯を食う家族やったんや?

そこだけが問題やったように思うねん。

 

 

‥正味の話が。。

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪