日本画 基本的な下図の作り方② ~完成編~
おこしやす つらら庵 ♪
久々のちゃんとした日本画制作の記事ですよ~。
最近アホな記事が続いてたので、そろそろ真面目な内容の物も書かんとあかんな~、との思いから、前回途中で放棄したまんまやった、下図作りを再開しました~。(*'▽')
何の絵の下図かと言うと…
桜です。
はい、とっくに散ってます。(笑)
ええじゃないか。
旬じゃない花や風景をも絵なら描けるのです。絵空事で良いのです。
それこそ絵の醍醐味じゃあありませんかですよ!(よしよし、上手く誤魔化せた。( 一一)(笑))
こんな感じで前回の記事は終了しました。
最初なので構図を考えながらラフに当たってみたのですが、まだ絵的に落ち着かない所、不自然な所が有ったので更に線を整理しました。
アフターがこちら…
うわぁ、デジカメ変えたら色味が変わった…( ゚Д゚)
まぁ気にせんとって下さい。。(笑)
図を整理したと言っても本当に些末な変更です。
例えば右端の小枝を削除したり、小さな蕾を挿入したり。
でも、こう言うちょっとした変更で絵のイメージや絵から受ける印象がガラリと変わります。
時々絵から遠ざかって見て見たり、時には絵をさかさまにしたりして推敲をしていってください。
当たり前ですが自分が一番自分の絵を贔屓目に見てしまいます。
出来るだけ自分で描く絵は客観的に見るように努めたいものです。
さて、大体大きさや位置が決まりました。
次はこの絵を…
全部消しちゃいます。
そして瞑想をし、気分を持ち直す。
1から新たに同じ絵を描くことで精神が磨かれ、技も上達します。。
あ、うっそんよんねぇ~!!!(笑)
この松ちゃんのギャグ知ってるかな??(^^;)
流石にそれは嘘ですよ。
めんどくさい事はしょーちん。はしません。
消すと言っても、無駄なアタリ線を消し、線を薄くするだけです。
消しゴムを軽く持って、すべての線を消さないように注意しながら無駄な線をキレイにします。
ここまで図を作る過程で消したり描いたりを繰り返していますので、画面上にどっちつかずの曖昧な線が多数有る事と思います。
これを取り去ることで、この後の転写の作業の時に間違った線をなぞってしまう杞憂は無くなります。
アタリの線を弱めたら、今度は新たに決意を持って最終的な線を描いてゆきます。
この線は事実上最後まで絵に影響する線なので、的確に、又、思い切って濃い線で引きます。
必ずしも先ほど描いたアタリの線通りに描く必要はありません。
推敲していく上でもバランスを見ながら変更するところは変更してゆきます。
全ての線が綺麗に描けたら下図の完成!!(#^.^#)
キレのある活き活きとした線を引くのがポイント。
因みに花の蕊はこの時点で下図には描きません。
代わりに、花の向きを暗示する雄蕊だけ描いています。
何故かと言うと、線が細く不規則な部分は下図から書き起こしてしまうとどうしても固く、勢いの無い線になってしまいがち。
髪の毛、蕊、葉脈等の不規則な物は直接フリーハンドで描いた方が活きた線になりますよ!(^_-)-☆
取り敢えず下図作りはこれで終了!
次回はいよいよ前もって仮張りして置いた和紙に描いていきますよ~♪
てか、和紙貼ったの2か月も前やっけ??
頼むわしょーちん。さん…(;´・ω・)(笑)
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の水墨DEアニメ〇
「スヌーピー」
” 配られたカードで勝負するっきゃないのさ ”
スヌーピーさんかっこ良すぎるぜ!(*´▽`*)