ガンダム大地に立たへんねんぞ。。
おこしやす つらら庵 ♪
ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。でやんす。
この間小学校低学年2人の話を何気に聞いていたら‥‥
「◯◯ってゲーム、あれダメだよね〜。」
「うんうん、全然おもんない。だってなかなかレベル上がらんし、敵強いし。」
「そうそう。しかもダウンロードコンテンツの伝説の装備も大して強くないし。」
‥そうか。
君たち世代のゲームへの悩みはそんな羨ますぃ〜感じになってるのやな。
そんなん、ゲーム一通り終わってからのオマケやろ?そこに不満があるとかどんだけ甘やかされてんねん。
そんな事を考えていると、当時しょーちん。が小学生だった頃のゲーム事情が思い出されてきた。
あの頃は本当に酷かったのだよ。
今はね、ゲーム制作も企画の段階から精査に精査を重ねてるし、何より莫大なお金が動くので、製作陣も必死や。
確かにイマイチなゲームといえばまだまだあるんやろけど、君たちは2時間持たないゲームを知らんだろう。
え?遊び半分で作った?
え?原作を全く知らない人たちがゲーム化した?
みたいなゲームが山ほどあったんだよ。若者よ。
そんな事を言うと幼き君たちはしょーちん。を捕まえておそらくこう言うのだろう。
「昔だからゲームも安いし、面白くなかったら又新しいの買えば良いじゃん!今のゲームソフトは5〜6000円もするんだよ!」
‥頭をかち割られたいのかガキどもよ。
(いやいや、妄想対話すごいな)
びっくりする事に、ファミコン、スーファミのカセットってあのクオリティでも安くて6000円からなんだよ。
高ければ9800円とかザラや。
こっちかて必死のパッチなんや。
そんな高額品、親に頼んで買ってもらえる機会なんて1年に2回あればいい方。
するとね、君たち。
半年間は何がなんでもその買ってもらったゲームでやりくりせんならんねん。
ここら辺は余裕で安心して遊べるよね。
でも、時たま道を外れるとすんごい奴がおるんや。
もう、「あれ?このゲームってもしかしておもんない?」とか、ジワジワやってくるクソゲー臭やないぞ。
カセット挿して10分後からやってくるあの刺激臭。
面白いとか、面黒いとかちゃうねん。
下手したらゲームが進まないねん。
今みたいにAmazonのレビューでなんとなく購入前から情報を得られる時代の幸いなるかな。
しょーちん。の生きた時代は、頼れるは己れの嗅覚のみや。
しかし、鍛えに鍛えられた嗅覚も、時たま鈍る。
でも、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってもらったゲームを無碍に出来ない。
しょーちん。達の時代は、そのクソゲーを責めるのではなく、己れを責めた。
「‥いや、待てよ。この良さをまだまだ自分が分かっていないだけでは無いのか?
あのカラマーゾフの兄弟のように、中盤から激烈な面白さが襲ってくるのではないか?」
(いやそんときカラマーゾフ読んでへんやろ)
布団に入っても考察は続く。
ゲームの非を認める事。それは即ち死を意味する。
ほんまのゲームオーバーや。
買ってしまったが最後、何がなんでも半年はコレと付き合って行かねばならぬ。
それには、この厄介なゲームと対峙する己れを見つめ直し、このゲームに新たな価値を見いだせるまでにならなあかんねん。
もう、哲学やわな。
‥しかし、、、
初代PSの「GUNDAM0079」よ。
貴方は本当に厳しかった。
パッケージの激烈カッコいいオモロそうな装いに、初代ガンダム好きのしょーちん。はいとも簡単に騙され、そして裏切られた。
あのゲームは酷い。何回やってもガンダム大地に立たへんし、何で死んでいるのかも分からなかった。
その前に、なんで実写?しかも外国人。
意味がわからへん。
‥若者よ。そんな世紀末に生きたことがあるか?
ロボットが縦横無尽に走り回るだけで良いではないか。他に何を求めよう?
ダウンロードコンテンツ?甘えるな!
‥と、酔うと高度経済成長期を乗り切った自分の武勇伝を若き部下にタラタラと話すオヤジのように、自分の中にもまた違った次世代の武勇伝オヤジを発見するのであった。。
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
しかし、"クソゲー"なる言葉も考えれば昔は無かったよね?あの時代のゲームって、信仰の対象の様な尊厳をもって迎えられていたので、どんなに理不尽なゲームでも、ゲームを責める様な事は無かった。
今ならヤイヤイ言うけどね。
あ、でも、先程紹介した、しょーちん。が定価で買ったガンダムゲームはマニアの中で新たな注目を浴びてるんだよ。
黒人のリュウ・ホセイ、アゴ割れの赤い彗星、ハゲちゃびんのカイ・シデンは必見。
もうあんなゲームは出ないよなぁ。。
◯つらら庵YouTube便り◯
水墨で太い竹を描く方法をアップロードしました!
良ければおこしやす〜♪
コチラから→https://youtu.be/LTAHPaQ3kuA
◯本日の猫◯