歴史は繰り返さるる。‥いや、さるやないねこや。。
おこしやす つらら庵 ♪
呑気に寝とる庵主(つらら)。
この子はね、生来の気質はとてものんびりで大らかな所がある。
これには理由が有るのかも。
この庵主には姉がいた。
2つ上のぴぃちである。
この子はね、とても神経質なところがあったんやけど、面倒見が良くて、しょーちん。一家が今のつらら庵に引っ越す時、まだ半家猫、半野良猫的ポジションだったぴぃちと庵主とその他2、3匹の猫たちは、ボス的存在のぴぃちを筆頭にコロニーを形成していた。
しかし、その他の猫ちゃん達は、しょーちん。一家が引っ越しの為に今の家と前の家を行き来してるうちに、不安からか雲散霧消してしまった。
でも、この賢いぴぃちとつららだけはしょーちん。達が夜まんまをあげる為に又戻ってくる事を信じてその場に留まり続け、晴れて我が家の家猫となったのや。
つららはこの頼り甲斐のある姉の元のびのびとお育ちあそばせた。
それがのんびり体質を生んだんやと今となっては思う。
ぴぃちは残念ながら5年前に死んでしまったのやけど、このぴぃち、思い返せばもんのすごい嫉妬深き猫やったのや。
しょーちん。がぴぃちを差し置いてつららを可愛がる時もあるやん?
しょーちん。的には平等に2匹の愛猫を可愛がってるつもりなんやけど、どうもこれが気に食わんのや。
すかさずその声を聞きつける。
こうなったら不平不満アピールの始まり。
しょーちん。の元にのそのそと歩み寄って(特定の場面以外瞬発力をまるで表さない猫やった)、、、
これ見よがしの腹見せ。
そんなちんけな三毛猫いつまでも撫でてんと、
こっちを撫でんかいと。
燃え盛る嫉妬心。
ほぼ同時期に同じ釜の飯を食い(釜の飯は食わんな)、生きた猫にしては違いすぎた性格、性質やと思ったもんや。
‥ところが、、、。
一年前、この平和なつらら庵に急激な変化が起こった。
そう。
ちぃぴ襲来である。(元寇もしくは黒船みたいに言うな)
一見キジ猫やし、小さい時見た目はぴぃちに似てたの。(それでぴぃちの逆さ読みを名付けた)
しかし、これはまたぴぃちやつららとは違った性格で、もう、風雲児。
猫界のやっさん、もしくは勝新や。
"既存の物をぶっ壊す" 精神が半端ない。
(ここで言う"既存"はステロタイプと化したお笑いや前近代的な映画界の撮り方とかそんな抽象的な話とちゃうよマジに家具とかをぶっ壊すんやよ)
まぁ、自分で引き取ったから無茶な事は言えんけど、コヤツが来た事でちょっと思っても見なかった変化が庵主に現れた。
こんな風雲児でも、なかなかに可愛い所があってね。しょーちん。も何や言うて実は骨抜きになってんねん。
当然頻繁にいーこいーこする。(良い事は未だかつてした事がないが)
するとあのおっとりしたつららがどやさ!
すかさずその声を聞きつけ、しょーちん。に勢いよく向かってくるやないの!
ここでも姉のぴぃちとはアピールの方法は違う。シンプルに頭突き。
‥自分以外の猫が寵愛を受けているのがたまらなく嫉妬心を掻き立てるらしく、アピールは必ずと言っていいほどしてくる。
つららよ、
しょーちん。の愛をほしいままにしてきたかつての若き猫つらら。
お前も分かる時が来たのか。
老けたな。。
歴史は繰り返さるる。
‥‥いやいや、もう次は飼わへんから!!
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
しかし、動物も人間と一緒で嫉妬心ってあるんやね。ちぃぴはね、これがまたまるで嫉妬心無いの。つららをよしよししてても平然とした顔。これは性格の問題か?
これ、ちぃぴがも少し老けた時、新入り猫を迎えたら歴史は繰り返さるるで、ちぃぴにも嫉妬心が芽生えるんかなぁ??
‥いやいや次迎えねーし!!!
◯本日の猫◯
◯本日のイラスト◯
水墨 水仙
◯つらら庵YouTube便り◯
水墨画って下書きが出来ないイメージがあるんですよね。
でも、実は出来ちゃいます!
こちらから→https://youtu.be/k7gQMajzz8E