しょーちんミリガン。
おこしやす つらら庵 ♪
どーも!和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。でごわす!
生きてるとさぁ、色んなことあるから、その時その時で自分の思っても見なかった一面を見てギョッとする事あるよね。
「えっ、そんな恐ろしい事考えてる自分がいるんや、、、。」
って。
昔一冊の本が話題になったよね。
"24人のビリーミリガン"
24人のビリー・ミリガン〔新版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダニエル・キイス,堀内静子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/05/08
- メディア: 文庫
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彼は、幼い頃非常に劣悪な環境に置かれており、そのせいで自分の中に24人もの人格が誕生してしまう。
そして、その中の幾人かは非常に荒っぽく好戦的で、その人格が暴れることにより、色々な犯罪を犯してしまう。
今は多重人格という言葉は、差別的なので使われなくなり、代わりに、解離性同一性障害と言われることが多いです。
耐えられないような劣悪な状況から抜け出すために、自らが自らの中に人格を作り出して逃避するというのがこの病気の特徴です。
彼は、人格が変わる時に、「スポットライトが当たる」と言います。
彼の中にいる24人の中から、スポットライトが当たった人物に瞬時に入れ替わってしまうそうです。
人格が変わっている間は、主人格の事を忘れているわけですが(そうとも限らないこともあるが)、考えてみれば人間皆、超マイルドな多重人格でもあるのかなぁと。
考えてみてください。
みんなそれぞれ、自分の性格はこうだ!と自信を持って言えるかな?
人間やから、イライラしてる時や魔がさしたときは、普段なら考えもつかない事を考えてしまったりするんじゃないかな?
そういう時は環境が悪いのであって、自分を責めることはないんやと思ってる。
いわば、環境によってビリーミリガンの言うところのスポットライトが当たってしまってるねん。
人間誰しも自分の中に複数の人格はあると思うねん。
しょーちん。も、落ち着いてゆったりした時間を確保出来てたら、優しく穏やかな気持ちにもなれるけど、たまたま緊張や不安が続くと、どうしてもイライラして、普段ならありもしない事を考えてしまう。
そんな時、自己嫌悪になって落ち込むよね。
例えばやけど、親の介護で毎日毎日ストレスを受けてるとする。
もう疲れ切って、寝ようとしてる時にまた徘徊を始めてしまい、外に出て行ってしまった時。
一瞬、「そのまま車にでもはねられて死んでしまえばいいのに。」
と思ってしまう。
でも、実際はちゃんと親の後を追いかけ、家に連れて帰ってくるでしょう。
でも、あの時一瞬思ってしまった自分の悪魔に、耐えられない自己嫌悪を感じることもあると思うねん。
でも、それも環境が生んだ仮の人格。
落ち着いて冷静になり、リラックスしながら考えると大丈夫な事が多い。
それはね、自分を責めなくてもいいと思う。
お釈迦様って全人格とよく言われるけど、お釈迦様は数えられないほど生まれ変わりを繰り返して、乞食の時もあれば王様の時もあり、殺人鬼の時もあれば聖人の時もあったそうです。
それぞれの人生を生きたからこそ、あらゆる人間を救えるんやって。
だから、もしもマイナスな人格が自分の中に現れても大丈夫。
そう言う人格が、普段の自分の穏やかな人格に気づかせてくれてると思って、とにかく穏やかな時間を取り戻せばいい。
性格なんてそんなにすぐ変わるもんじゃないよ。
いつもの穏やかな自分を、ゆっくり待てばいい。。
それでは本日はこの辺りで!
今日も一日ありがとうございました〜☆
また、おこしやす つらら庵 ♪
■ひとことコラム■
"魔が差す"ってのも、考えたら犯罪者が自分の人格とは違うところで起こしたみたいに、言い訳のように使うけど、ほんまに"魔が差す"って事あると思う。
お腹が減ってどないもならん時に見つけた落ちた財布と、普段見つけた落ちた財布は違って見えるねん。
環境を見直すことも大事やよ。
◯本日のイラスト◯
最近は練習ばかりになってるなぁ。
作品も創らないと。
◯本日の猫◯
‥また悪さしてるらしい。
バルログやん。。(笑)