日本美術史のオールスター感謝祭!"江戸の奇跡 明治の輝き"展。
おこしやす つらら庵♪
ども、和雑貨屋つらら庵の職人、しょーちん。でやんす!
いやぁ〜、前回のブログ更新から間が空きました!
死亡説も流れているとかいないとか。。(笑)
それは冗談ですけどね、ある事に没頭しててつい更新出来ずに居ました。
そのある事は一先ず置いといて‥
さて、きたる3月15日。
岡山県は岡山県立美術館にて、とても素晴らしい展覧会が催されているのです。
それはこちら。
"江戸の奇跡 明治の輝き"展です。
日本美術の大きな流れを捉えつつ、各個性的な画家の作品と共に、江戸から明治にかけての日本美術の在り方、変転を抑えて俯瞰的に観覧できる素晴らしい内容の展覧会なのです。
すごいんですよ、とにかく面々が。
円山応挙、伊藤若冲、曾我蕭白、菱田春草、竹内栖鳳、横山大観。etc、、、
軽く挙げても巨匠揃い!
詳しくない方はあまりピンと来ないかもしれませんが、野球で例えると王、長島。
お笑いで例えると明石家さんま、ビートたけしと言っても過言でないくらい凄い方たちです。(笑)
少し作品をご紹介させて頂くと、、、
円山応挙作。
この作品恥ずかしながら知らなかったのですが、写生派の応挙らしく毛並みから目の煌めきまで繊細な表現です。
神々しさを描きたかったんでしょうね。
曾我蕭白作。
もう、強烈ですよね。
一瞬で蕭白作と分かるくらいクセが強いんじゃ〜。
まずこの江戸期はですね、流派に属さずやっていく画家なんて変なやつ以外いなかったのです。食べて行けませんからね。
松の表現は荒々しいながら、羽を閉じた孔雀は物凄く繊細に描かれています。
菱田春草作。
少し時代が進んで、明治期に大観や観山と並び、日本画の変転に関わった重要人物です。
若くして亡くなったので、(40歳やったかな?)日本画界からすれば惜しい人物だったのですが、若い時から才能を発揮した天才肌の人です。この作品も、しっかりした線を引く大和絵的な流れを汲みつつも、池に映じた観音の姿などは、西洋の影響を受けていそうですね。
横山大観作。
絵を全く知らない人でも、何となく聞いたことのある名前でしょう。
朦朧体と揶揄されながらも、新しい日本画を追究すべく、欧化の風を肌で感じながら、されどそれに流され過ぎることなく近代日本美術の礎を築いた覇気の画家です。
この作品でも、線を全く使わない西洋を意識した朦朧体で滝が描かれています。この時期の作品は先の春草と区別がつかないこともしばしば。(笑)
竹内栖鳳作。
"東の大観、西の栖鳳"
並び称される上方の巨匠、竹内栖鳳。
動物を描かせれば獣の臭いまで描くと言われるほど動物画を得意とする画家ですが、珍しく本展覧会に登場するのは人物画です。
芸者を描いた物ですが、どこかおかしいぞ?
腰から下の足、どうなっているのかな?(笑)
人物を描くのはちょっぴり苦手な栖鳳さんなのでした。
ちなみに未だに京都の老舗のおばあさんさんかは、「栖鳳はん」と親しみを込めて呼ぶ方もいらっしゃいます。
ざっとご紹介しただけでもこれだけ凄い画家たちの作品が重要文化財も十数点含む計180点の内容で一挙公開されるんです。
凄いですよね。
さてさて、実はこの展覧会のミュージアムショップにですね、我がつらら庵の和雑貨を販売して頂ける運びとなりました!
本当にこんなステキなご縁をありがとうございます〜♪
その作品達を製作していたのでブログ更新できずにいたんですよ。σ(^_^;)
まずデザイン案を推敲し、、、。
ひたすら描いて、、、。
描いて描いて描いて!
縫って縫って縫って!(笑)
開幕前になんとか完成しました!
それではどどん!
今回展示される作品と直接関わりの無いものが多いのですが、いずれも登場する画家の作品です。
応挙の「白狐図」のみコラボさせていただき、ブックカバーとがま口に仕立ててみました。(^^)
僕の中では一番のお気に入りかな。
急遽決まった事なのでとても慌てたのですが、何とかかんとか間に合ってホッとしています。
そして、同時に、
オーダーをお待ちして頂いている皆様申し訳ございません!m(_ _)m
直ちに製作開始します!
靴屋の花田なにがしの様に言われない為に頑張って製作します。(≧∀≦)(笑)
それでは本日はご報告&宣伝でした。
もしご都合の合います方は、素晴らしい作品達を日本美術史の流れの中で一挙に展観できる又とない機会ですので、ぜひぜひ岡山県立美術館におこしやす ♪
それではこのあたりで。
今日も1日ありがとうございました〜♪
また、おこしやす つらら庵♪