つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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思い描いたビジョンを形にする為に。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

まいどっ、和雑貨職人のしょーちん。デアルヨ。

 

さてさて、つらら庵工房では日夜新しい物を生み出すための試行錯誤が繰り返されています。

 

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これ何だと思いますか??

 

ここ最近はもっぱらこ奴との戦闘を繰り広げていたのです。

これは、布を染める染料。

商品名は、みやこ染・コールダイオール/ホットです。

 

 

 

桂屋ファイングッズ ECO染料 コールダイオール No.18 ブラック

桂屋ファイングッズ ECO染料 コールダイオール No.18 ブラック

 

 

主に服や布の小物を染める為に使われるのですが、ポリエステルやアクリルも、染色力は布に比べて落ちますが染める事ができます。

なので、コスプレイヤーの方々が自分好みの色のウイッグを作るために、自ら染めるらしいですよ。金髪や白髪のウイッグを買ってきて。

 

この染料自体は昔からあるのですが応用範囲が広いので、今や様々な工芸に使われています。

しかも、人に害がない成分で作られているので、肌に触れる服でも安心して使う事が出来ます。

 

で、しょーちん。がなぜこの染色をしだしたかというと。。

 

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夏に向けて金魚の小物を作ろうと思い、金魚と言えばやっぱり鮮烈な赤やん?

(写真では青を染めてるけど気にしないで。これは結局ボツになりました(笑))

この赤を、いつも使っている絵具で表現してみたのですが、どーも納得いかなくて。

 

なんかね、布にしみ込む染料と違って、絵具はなんか浮き上がって見えるんですよね。

表面がテカテカするのも気に入らなくて。

 

なので、絵具でくっきり線だけは描いて置き、色は淡~く、おぼろげな感じで着彩できないものかとずっと考えてたんです。

ただ、染料って物凄く滲むし、上手く絵の様に着彩出来ないんですよね。

 

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こんな風に粉状の物が入っています。

お湯と塩を溶かし、そこにこの染料を入れて好みの色を作るのですが、(混色可能)

ほんまね、耳かきにすくうくらいの量でも大丈夫です。

あまりにも濃ゆくなりすぎるので、はんまにちょっとで!(笑)

まあ、僕の様にこれで絵を描く人はいないでしょうけど(;^_^A

 

ちなみにこの一ビンでTシャツなら二枚程度濃く染めれるらしいですよ。

お値段も200円ちょっとですしリーズナブル。

僕も少し黄ばんだ白のサマーカーディガン、何かの色に染めたろかな??

(何の話やねん)

 

でね、この染料、簡単に言えば高熱を与える事でしっかりと定着するのですが、

なんせにじみ易いからもう失敗に次ぐ失敗!

でも、あれやこれやいろいろと試して、やっとしっかりと滲まず定着させる方法にたどり着きました!

それはまた別の記事でまとめますね(^^)

 

成功した試作品第一弾はこれ~っ!!(ん?言葉おかしい?(笑))

 

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じゃん、今旬のアジサイです♪

 

なんども、布をお湯と水で洗ってますが、にじみはしょーちん。の止まって欲しい範囲で止まっています。

また別記事で詳しく方法を述べますが、これは水墨の技法も活かせてとてもたのしいです!やったね。

 

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色は上手く行ったんやけど、ちょいとデザインが少し納得いかないのはあるんですよねぇ。

なーんか今一つ和風感が足りない様な…。

 

まぁ、そこは追い追い改善しましょう(笑)

まだ口金を付ける前の段階ですが、これも前作と同じ、大きく口が開くポーチになる予定です。

 

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形としてはこれと同じです。

さぁ、この方法で今度は赤い金魚を描くぞ~!

楽しみ楽しみ♪

 

それではこの辺りで。

今日も一日ありがとうございました~☆

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪

 

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ちなみに別売りの色止め剤での処理もしていますので、商品化しても他の物に色移りしたり滲んだりすることは無いのでご安心ください(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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