静かな巨匠 日本画家・東山魁夷 ~生活と制作編~
おこしやす つらら庵 ♪
この間は日本画界の巨匠、東山魁夷の人生を作品と共に見て頂きました。
今回は番外編として、それらの作品がどのような環境で描かれていたかを見てみましょう(^^♪
東山魁夷邸の玄関です。
白を基調とした明るい和風建築です。
和風家屋ってとにかく暗くて陰湿になりがちなのですが、白い壁、それから数本の植栽、余計な物を排した佇まいは誠実な画家の心そのもののような気がします。
しょーちん。も住むとしたら和風建築が好みなのですが、東山魁夷邸のように明るさは絶対大切にしたいなぁ。
若い頃から借金苦、家族との死別に悩まされた魁夷。
それが40歳を前にやっと報われる。
成功を手にした魁夷の家にはこのような立派な応接室まで設えてあります。
後ろには時代の有りそうな仏像、そしてエジプトの壁画?のような物もあり、やはりそうした調度品にも画家としての美的感覚が垣間見えます。
しかし、綺麗な家!
これは、魁夷が小品(小さな作品)を描く時に使用していた画室。
ちなみにしょーちん。は画家のアトリエを見るのが大好きです。
アトリエ(画室)って神秘的じゃないですか。
画家が制作にあたって物を思い、悩み、苦しみ、そして喜ぶ神聖な場所。
日本画家の上村松園なんかは、画室の事を「道場」と呼び、関係者はおろか、我が息子でさえ滅多と上げなかったようですよ。
それほど画家にとってアトリエとは特別な物なのです。
…話が少し脱線してしまいました(;^ω^)
魁夷のアトリエは外装とはまた違い、洋風っぽいんですね。
整理が行き届いた室内は、これまた画家の誠実さを物語っています。
後ろに貼ってある数枚のエスキース(粗描)は、製作にあたってのイメージデッサンなんでしょうか。
画家のアトリエの写真を見ては、ひとりで制作のヒントをあれこれ妄想したりしてます。
魁夷の画室は、その手から生み出される作品と同じで静かそうです。
魁夷の絵って、見る者に音楽を感じさせるとよく言われるのですが、実際魁夷は制作の際に大好きなモーツァルトを掛けていたそうです。
制作を取りまく環境、空気も絵に反映されるんですね。
魁夷の画室のようなアトリエに憧れるなぁ。
明るくて、静かそうで…。
しょーちん。の制作室は居間のコタツの上なので( ̄▽ ̄;)
まぁ、それはそれで肩肘張らずに描けるから良いんやけども(笑)
でも、日本画は静かな場所で集中して描きたいなあ~。
画家のアトリエを見てると、創作の原点が見れていいでしょ??
画家のアトリエ訪問記事はシリーズとして続けていきたいなぁ。
しょーちん。ね、物件紹介の番組大好きなんですよ、なぜか。
普段ほとんどテレビ見ないのに(ひとりの場合は常時OFF)物件に関する番組だけはついつい見てしまう。
それプラス絵に関するアトリエなもので、もう溜まりませんよね!(笑)
いつになるか分かりませんけど、次回は川端龍子のアトリエを紹介しよかな。
出典:http://nakatani-photohaiku.com/ryushi/img/z02-1.jpg
この画家のアトリエは凄いよ~!!
広さはなんと100畳!!
まぁ、日本画界の異端児、”映画看板画家”と揶揄されただけあり、その作品はアホ程デカい!
まさに常識破りの作家なので、アトリエは広くないと物理的に無理なんですね。
また紹介できればとおもっております(^-^)
それでは長くなりましたがこの辺りで。
今日も一日ありがとうございました~☆
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の水墨DEゲーム〇
初代バイオハザードの黒幕です。
まさかこの時には続編で自らがモンスターになるとはゲーム制作陣も考えてなかったでしょうね(;^ω^)
何でもそうなんですけど、悪よりなんですよね、しょーちん。って。
あっ、ジオンは一概に悪とは言えないか。ジオンにはジオンの正義があるからネ。
ガンヲタに怒られるとこや。。(笑)