つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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故郷とは…

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

今日散歩しててふと思った。

「しょーちん。にとって故郷(ふるさと)って何やろうって。

 

しょーちん。はね、6歳の頃まで奈良に住んでいました。

だから、幼い頃の思い出と言うたら、奈良時代の(歴史か!)思い出の方が割と鮮やかかな。

もちろん、奈良に住んでた年数より、圧倒的に今住んでる地域の方が年数多い訳やけど、何故かしょーちん。には未だにこの地域に今一つ愛着というか、我が故郷であると言う意識が低いんね。

それにはどんな理由が考えられるやろう?

 

一つには、もう物心ついてしまった時に引っ越してきたこと。

もう一つは、こっちに越してきて直ぐに、色々な悲しい経験、辛い思い出があったからかなぁ。

 

引っ越しを小さなころから何度か経験している方なら分かるかな??

その土地土地で巻き起こった自分の中での出来事によって、紙がインクで何色にも染まりうる様に、その土地も悲しい思い出や、楽しい思い出に染まる。

 

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しょーちん。は未だにこの土地を故郷と呼ぶにはまだ何かしっくり来なくて。

まだ他所からきた人間の意識が消えない。

 

さりとて奈良にも帰る所は無いんですけどね。

実家共々こっちに来たから。

 

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もっと掘り下げて考えて見ると、故郷愛ってなんや??

土地その物への愛??

 

それもそうなんやろうけど、故郷愛ってもっともっと複雑よね。

例えば、神戸生まれの東山魁夷が、信州・長野を心のふるさとと呼んだように。

そう考えて見ると、その人その人の”故郷”って、もっと抽象的な、心の中のイメージなのかも。。

 

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あと、武田鉄矢さんの歌に、

 

故郷は開発や発展でどんどん姿を変え、帰ると私の故郷は無くなっていた。

しかし、その土地で出会った人々の思い出は今も鮮明に残っている。

故郷とは、その人々の事を呼ぶのだ。

 

…こんな意味の歌があったと思うけど、これも真理ですよね。

 

それならしょーちん。にもある。

好きな子と、目的地まで代わる代わる石を蹴りながら歩いた通学路。友達と学校を休んで魚釣りをした川。友人と人生の行く先を語り合った駅の待合室。。。

 

…なんか、卒業式の皆で言う在校生への言葉みたいになってもた(笑)

 

でも、ほんまに。

故郷(ふるさと)って心の中のもんやねん。つまる所。

 

この先しょーちん。が、今住んでるこの地域を本当に故郷と呼べ日が来るのかは分からない。そう思えるのが何年後なのかも。

また、全く別の地域を、ファーストインスピレーションでふるさとやと感じるのかもしれない。

別に焦る事やないと思うねん。こう言う事って…

 

 

皆さんのふるさとはどんなですか??(^^)

 

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奈良時代のしょーちん。(だから、歴史かっ(笑))>

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪

 

〇今日の庵主さま〇

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まだ寝起き。

 

〇今日の水墨DE著名人〇

夏目漱石

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1月5日は漱石の誕生日。漱石って、お堅いイメージがあるけど、その作品は意外に面白く笑わされることが多いんやで♪