日本画の下図について。
おこしやす つらら庵 ♪
昨日まいたムカデの忌避剤。
説明書を見ると忌避剤を置く場所として、主にムカデの入って来そうな隙間や入口に置くように書いてあったので、つらら庵の縁の下の通風口等に置いて回ったのです。
そしたら今日、めっちゃ家の中が正露丸くさい。。。(`´)(泣)
そのせいで何故かおなかが痛い・・・。(何でやろ?正露丸は腹痛を治す薬やのに(笑))
今日は日本画の下図とはどういうものかと言う事をご説明できたらと思います!
ホントは現行描いてる桜の下図で説明したいんですけどあれ以来進んでないからなぁ。(;^ω^)
桜も散ってもたでおい・・・。(笑)
なので、過去に描いたものでご紹介します。
これが下図。まぁ言うなれば日本画の設計図みたいなもんです。
この下図で決定した線をそのまま本紙に写します。
これが先ほどの下図を転写して描いた日本画です。
比べて頂いたら分かるように、全く構図が一緒です。
下図のアップ。
ちょい分かりにくいかなぁ~??(;´∀`)
黒い線の上から赤い線で描かれているのが分るでしょうか?
この赤い線は転写するときに描かれたものです。
下図を裏返すと、このように濃い鉛筆で塗りこめられてます。
鉛筆を塗ることによって、下図自体がカーボン紙の役割をするのです。
赤線で転写する意味は、今、どこまで下の和紙に線が写せているかを分かりやすくするためです。
複雑な下図だと、どこまでの線をなぞったか分かんなくなるんですよ~。(;´・ω・)
もちろん下図は主に線を決定するための物。
色などは描きながらイメージを練りつつ塗ります。
この作例でも、菊の葉っぱの色は一見緑一色に見えると思いますが少しずつ絵の具の種類を変えたり、塗り方を変えたりして変化を出しています。
日本画に使われる岩絵の具は、基本的な色の種類がそうたくさん無いので、塗り方を変えたり工夫をして情感を出します。
これは源氏物語絵巻を模写するために作った下図です。
この下図は、カーボン式の転写ではなく、この下図の上に直接和紙を置き、透けて見える下図の線を筆でたどる方法を取りました。
模写用の和紙はとても薄く、下の線も透けて見えるんですよ~♪(^_-)-☆
ホントの伝統的な模写は上げ写し法といって、本物の絵を精巧にコピーしたコロタイプという下図の上に和紙を置き、和紙をすだれの様に上げたり下げたりして下図の残像を基に線を描く方法を取るのですが、しょーちん。にはその精巧に出来たコピーを入手する事が困難なのであえて下図から作ることにしたわけです。
その方が同じ構図の絵を都合二回も書くことになるので、めんどくさいですが画力UPに繋がって効果的ですしね~。(てか、上げ写しを文章で説明するのは無理があったか・・・(笑)(;'∀'))
とても線が細い事で有名な源氏物語絵巻。
下図の段階から細い線で描きます。間垣の目もひとつひとつ丁寧に描いてますね。
このように、完成画をどのような物にするかで、自ずと下図の描き方も変わってくるのです。
・・さて、今日は下図の簡単な説明をしてみました!
次回は桜の絵の制作で今日お伝えした事を更に深く掘り下げようと思うのですが、なかなか進みませんなぁ。(-_-;)
時間が欲しい・・・(泣)
それでは、
また、おこしやす つらら庵 ♪
〇今日の水墨DEアニメ〇
「スパイダーマン」
スパイダーマンって、結局あのクモに刺されたら誰でもなれるんでしょ??
しょーちん。もクモの糸を操ってビルからビルへ飛び移りたいぞ~!!
・・・・あかんわ、ここら辺ビル無かった・・・。( 一一)