つらら庵日和 ~平成お絵かき道の巻~  

日々、ハンドメイドとお絵かき修行に励むつらら庵の職人日記。

日本画 基本的な下図の作り方① 

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

平穏な我がつらら庵に、”ういるす” なる邪悪な刺客を持ち込んだ者がおる。

しょーちん。ママである。"(-""-)"

 

かれこれ2~3日、隣でゴホゴホ。

しょーちん。はバカなので風邪はうつらないですけどね!( ´∀`)b

 

早く風邪を治してもらうために、曾祖母仕込みの風邪菌撃退食を食べさせました。

 

f:id:turara_an755:20170401234455j:plain

 

出汁を取ったおつゆに、ネギを入れて、更に梅干しを投入!

梅干しを出汁の中で潰していただきます♪

 

まぁ、曾祖母に教えてもらった完全なる民間療法なので、実効性は定かではないですが、梅干しにはクエン酸が豊富で疲労回復効果、殺菌効果が期待でき、出汁もミネラルたっぷりなので、滋養強壮にはいいんでしょう。

 

不思議と治りが早いから、やっぱり昔の人の知恵は大事にせねば。(^^)

 

 

さてさて、風邪のしょーちん。ママはほっといて、今日は日本画下図の作り方を紹介しま~す☆

 

この前、和紙をパネルに貼って描く準備をする仮張りをしました。

 

turara-an755.hatenablog.com

 そこで、仮張りと同じサイズの別の紙に、構図を考えながら下書きします。

日本画では和紙を使うので、和紙の上には直接鉛筆などで下書き出来ないんですよね~。描いたり消したりすると和紙は繊維が長いので絵肌が荒れます。

 

しかし、時代が進んで日本画に対する考え方も柔軟になり、現代の作家たちは和紙に胡粉(ごふん)と呼ばれる白い絵の具を塗って和紙を保護し、そこに直接デッサンするようです。

 

でも、日本画では基本下図を作ってから描くのが主流ですし、古典技法を尊ぶしょーちん。は先に下図を作ってます。(#^.^#)

 

f:id:turara_an755:20170402000621j:plain

 

まず、前回仮張りした和紙と同サイズに、下図用の紙を切り出します。

下図用の紙は、本来は鳥の子紙と呼ばれる和紙を使うのですが、そこまでこだわらなくていいです。

しょーちん。はA4のコピー紙を愛用しています。

コピー紙は安価な上に滑らかで描きやすく、この後下図を和紙に転写する作業があるので、コピー用紙の薄さは都合がよいのです。

 

自作のスケールを使い、本紙と同じサイズのSM(サムホール)に合わせ線を引きます。

 

f:id:turara_an755:20170402001344j:plain

 

ささ、下図の準備ができました!(^_-)-☆

何を描くかですが、去年描いたカスミザクラのスケッチが有るので、これを基に絵を描こうと思います。

スケッチは絵描きの財産。常になんでもスケッチして置き、絵の材料を蓄えておきたいものです。

 

f:id:turara_an755:20170223000251j:plain

 

先ほどのスケールを当てて、何となくおさまりを検討します。

SMサイズはとても小さいので、あまり奇を衒った構図を取るのには無理があります。

 

詰め込みすぎると絵がぐちゃぐちゃになるので、小さい絵の時は特に控えめを意識しましょう!(^^)

 

f:id:turara_an755:20170402002206j:plain

 

まず、軽く鉛筆を持ち、アタリをつけます。

ここではまだ強くは描きません。

これから検討に検討を重ね、描いたり消したりしながら下図を付けるので、後で消しやすいよう薄く描きます。

 

いきなり花びらや蕊といった細部から入るのではなく、大雑把な塊として物をとらえ、配置を考えます。

この段階では軸となる枝の流れや花の塊のアウトラインを薄く描きました。

 

f:id:turara_an755:20170402002731j:plain

 

先ほど描いた大きな塊を、更に分割します。

この段階で初めて具体的に花一輪一輪を描きます。同時に葉の配置もうっすらと。

 

ここいら辺りから産みの苦しみが始まります。

花の向きは?花に対する葉の大きさは?枝の角度は?

 

色々と悩みます。

 

ホントに、絵はチェスや将棋と一緒で、手が入れば入る程選択肢が狭まります。

まだ駒を動かしていない状態は絵で言えば何も描き込んでいない真っ白な状態。

桜を描いても、猫を描いても良いのです。

 

しかし、一たび手を加えてしまうともう手が限られてきます。

作画が7~8割進んだ状態で枝の向きを変えたりすることは難しい。

まだ手数が山ほどある最初の段階だからこそ慎重に考えて描きましょう。

 

f:id:turara_an755:20170402003841j:plain

 

ここいらで一度、少し離れた所から自分の絵を見ます。

これは日本画だけに限らず、絵全般に適応する基本のテクニックです。

近いところでばかり絵を見ていると全体の質感や量感が見れて無い時があるんですよね。

 

これは恋愛と一緒なんですよ。少し離れてみて気づくことがある…。(^_-)←石田純一か!(笑)

 

f:id:turara_an755:20170402004517j:plain

 

離れて見た結果、どうも左上の小さな枝が垂直に立ちすぎているのが気になったので、描き直します。

 

f:id:turara_an755:20170402004753j:plain

 

小枝全体に消しゴムをかけます。

ちょいとまったぁ!!!

消すと言っても、完全に消し切らないこと!(; ・`д・´)

 

少しだけ前に描いた線を残すことにより、その線を基準にして、それより右なのか左なのか、大きいのか小さいのかを検討します。

完全にきれいさっぱり消してしまうと基準になるものが無く、心もとないので。

 

f:id:turara_an755:20170402005222j:plain

 

ありゃ?以前と何か変わりました??($・・)/(笑)

 

てな感じですが、若干右に小枝を傾けました。

わずかな事ですがこれによって枝の流れを止めることなく、かつ、左にも自然な空間が出来ました。

 

 

今日はここまで☆

 

小さい絵でも大きい絵でも基本の工程は同じ。

一見面倒とも思える日本画特有のこの作業を楽しみながら描いてくれると嬉しいです♪

 

この拙い記事が絵を描く皆さんのささやかな一助になれば幸甚です。(#^.^#)

次回に続きますのでよければ、、、、

 

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪

 

〇今日の水墨DEアニメ〇

ドラえもん

f:id:turara_an755:20170402010019j:plain

のび太に、ドジでダメでも人に対する優しさが有ればそれでいいという事を教わったな~。