つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

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藤の世界征服作戦。

 

おこしやす つらら庵 ♪

 

今日は打って変わってぽかぽか良い天気!(#^.^#)

休日と言う事もあり、なかなか良い一日をお過ごしの事と思います。

 

しょーちん。はと言うといつものようにほぼ家の中で過ごしましたので、さほどおてんとうさまの恩恵も受けず…。。

ダメですね~インドアは。(;^_^A

 

前にも言いましたが、日ごろからインドアである事の危うさはひしひしと感じているので、(健康的にね。)毎日のお散歩は欠かさずやってるんです。

 

今日はその散歩での事。

 

この時期、田舎の山沿いを歩いていると頭上で「パキャ!!…カラカラ…ぽてっぽてっ」と言う、奇妙な音が聞こえてきます。

時には頭に小石の様な物が落ちてくることも…。( ゚Д゚)

 

何だと思いますか??

 

こやつのしわざでした~。

 

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これはね、藤の花の種なんです。('ω')

そして、エンドウ豆のさやみたいな物に種は入っています。

 

見た目は何てことないんですが、なかなかこやつは恐ろしい野望をもってるんですよ!!(`・ω・´)

 

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種は普段このように、AとB、二つのさやで守られています。

このさや、とっても硬くて手では折れないほど。

そして、少し変わった特徴があります。

 

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このように、スパイラル状にねじれています。

そして、このさやの ”かしこポイント” は、AとBのさやのねじれる方向が互い違いだと言う事。

種が熟する良い時期になると、さやが乾燥し、AとB、それぞれ違う方向にねじれ始めます。

すると、ニコイチだったさやも、力が拮抗し耐えきれなくなり、二つのさやを繋いでいたツメが折れてさやごとはじけます。

 

はじけ飛ぶのはもちろんこの子たちも一緒。

 

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種三兄弟。(笑)

 

これ、どういう事か分かりますか??

じゃ、もし種がはじけず、そのまま木の下にポツンと落ちることと仮定しましょう。

もちろん種が落ちる場所は、その種の生みの親たる木の真下。

 

そうなると、せっかく種が育っても親の陰になってしまう事はおろか、根っこも満足に張れません。

 

何が言いたいか分かってくれたかな?(^_-)-☆

 

そうなんです、こやつは子孫を自分からできるだけ離れた所に飛ばしとるんです。

そうすると育った種子は大きくなり、親と同じように種を飛ばす。

少しずつではあるけど何十年、何百年とかけて、自分たちの種族のテリトリーを広げて果ては世界征服を目論んどるんです!!

 

「きゃ~~~!!!Σ(゚∀゚ノ)ノ」

 

…んなわけない。(笑)

 

 

でも、考えてみると凄いですよね!タンポポも綿毛で風に乗り遠くに飛んでゆくし、楓の種も、竹トンボのような形やからそのまま落ちるより遠くに着地出来るようになってる…。(´・ω・`)

 

ほんまに、自然はすごいよなぁ。人間が科学ではどうしょうも無い事もしよる。

まぁ、人間が何でもできると思うこと自体傲慢なんですけどね。

 

種一つとっても真理がある。

 

散歩中もお勉強のしょーちん。なのでした。(^^)

 

しかし、せっかく種を飛ばしたのにしょーちん。に拾われるとはどんくさい種だこと。。

可哀想やからどっかに明日蒔いとくか…。($・・)/~~~・・・

 

それでは、

 

 

また、おこしやす つらら庵 ♪