しょーちん。の履歴書。 スケッチブック公開!
おこしやす つらら庵 ♪
お元気ですか〜?(^^)
新しい年を迎えてからもう早20日…。
デパートなどの店頭ではバレンタインデー商戦が繰り広げられてますなー。
しょーちん。は毎年ちょこれーつは誰からも貰っておりません…。(-.-)
ええもん!僕、ちょこれーと嫌いやもん!(#゚Д゚)
でも、くれるなら貰うよ。。。←寂し(笑)
えーっと、、、今日は僕が今まで描き溜めてきたスケッチブックを大公開します!!
昨日の記事でも書きましたが……
絵を描くものに取って一番大事な事は物の観察、つまりスケッチを常日頃からする事です。
皆さんもわかっているようでいて、いざ絵にしようとすると毎日見ているものでも細かいところは描けませんよね。
スケッチを一枚でも描くと、驚くほど手と頭にモチーフが刻みこまれます。
紙と鉛筆さえ有れば、色は付けれなくてもスケッチはできます。絵を志している方は是非身近な物でもいいのでスケッチしてみてください!( ´∀`)b
スケッチをする時のしょーちん。の"相棒"からご紹介致します。。
…。なんじゃこのきったねーの?(・_・;)(笑)
これは矢立と言って、まぁ言うなれば筆を携帯する為の道具ですね。詳しい事は知りませんが、江戸時代に商人が御用聞きをする際などにも携帯していたほど、矢立の歴史は古いです。
今流通している矢立は殆ど骨董で、このしょーちん。所蔵の相棒も江戸時代後期の物です。蓋を開けると……
このように小さい筆が入っていて、窪みの部分には墨を含ませたワタが入っています。
ワタは吸水性が有れば何でもいいのですが、棕櫚(シュロ)の繊維か猫の毛が良いとされています。
……。察しのいい方はもう何か気付いているんじゃないでしょうか?
そう、何を隠そうしょーちん。愛用の矢立のワタは我が庵主・つらら様の毛を拝借しておるのです(^_^;)(笑)
…いやいや、むしり取ってはいませんよ。(^_^;)
毛のお手入れ時に、ブラシに付いてきた毛をこっそり貰っているのです(笑)
確かに吸水性抜群!(^o^)丿
前置きがなげーな。。
なぜ筆をスケッチに利用しているかというと、僕の敬愛する心の師匠、前田青邨先生が終世筆でスケッチしていたことにあやかっているのと、単純に筆の線が好きで、何故か筆を持つと鉛筆の時には出ない良い緊張感が生まれる為です。
いつも鉛筆でスケッチしている方は、たまには気分を変えて筆で描いてみると違ったものの見方が出来ますし、日本画を学んでおられるなら筆に親しめて良い修練になりますよ〜!(^^)
では、スケッチブック公開〜!
まずは庵主様からっすよねー。(^^)
このスケッチでは顔や体よりも、手の表情にウエイトを置いています。
動物でむづかしいのは、実は顔ではなく骨格。そして、手足がどのように体から出ているかです。猫好きならご存知でしょうが、猫は自分の胸の下に両手を丸め込み枕にします!キャワイイ!(*^_^*)
その仕草から分かるように、各関節はとても柔軟に出来ていて少々の高いところから落ちても大丈夫になってるんですよね。
そういう事も意識しながらスケッチします。
出ました鹿さん!♥♥♥
古の都、奈良出身者のしょーちん。にとってはとても愛着のある動物です。(4〜5才の時鹿さんにバックキックを喰らい、ドブに落ちた経験あり。(笑))
奈良の鹿がとりわけ外国人に人気なのは、外国人にとって鹿は凶暴な動物であり、近づいて愛でる機会が無いからだそうな。
奈良の鹿さんは可愛いですよね〜。小さい頃、鹿せんべいを鹿の頭上に持っていくとお辞儀をするのが楽しくて、わざとしばらく与えずペコペコさせてました…。←悪っ!
絵に関して言えば鹿はとにかくシルエットが美しい!細い脚から繰り出されるしなやかな跳躍には惚れ惚れしますね。
繁殖期のオスは角を突き合わせてメスの取り合いをするので近づかないように!!^^;
こちらは奈良繋がりで、興福寺南円堂。
これを描いてる時、外国人のおねーちゃん2人がしょーちん。の絵を見ながら英語で色々なことを聞いてきましたが、「こ、くけっ、は、えー。はい。。。(汗)(汗)」てな感じでアップアップした苦い思い出が有ります(=o=;)
人間テンパり過ぎると「ナイストゥーミートゥー」すら出ないんですね。。。
奈良・京都で描いてると本当によく外国人に話しかけられます。しかも英語で。(泣)
英語、勉強しよっかな(笑)
この絵の構成は主に建物の構造で、淡く覚え書き程度に色を入れています。このように、絵の具が無くとも線だけで立派なスケッチになるんですよー。
一気に4枚ご覧頂きました〜。
この4枚は日常的に目にするモチーフばかりです。身近な物ほどわかった気になっているだけで、実はその物についてそれほど分かっていないことが多いです。
正面から、横から、裏から、時には分解して観察し、物の構造を捕まえます。
スケッチすると不思議なもので、その時どんな事を考えていたか、どんな環境で描いたかをびっくりするくらい覚えていることが多いです。
いちいち言いませんが、ここに挙げた全ての絵に描いた時の記憶が刻まれています。スケッチは五感と結びつきます。
最後は人物画です。
これは、図書館を何気なく歩いていると目に止まった冊子の少女です。
しょーちん。は恥ずかしがり屋なのでモデルを前に人物画を描いたことは有りませんが、人物画をいつかは描きたいですねー。(^^)
この絵の主題は、神事を前にして少し緊張している引き締まった少女の顔です。衣服や装飾品は必要最低限の線で描いています。
このように物を目の前にして描く時、どこを主題にしてどこを省くか、更に、どこまで省けるかを意識して描くと煩雑な絵にならず、スケッチの時間を短縮できます。この力は数をこなせば自然に身に付きますよ!
いかがでしたか?
実は、スケッチを見られるということはとても面映い事なんです。作者がどこに興味があり、どこを省いているか一目瞭然ですからね(汗)
皆さんの作画の参考に少しでもなれば幸甚です。(^.^)
それではこの辺で…。
また、おこしやす つらら庵 ♪
追伸…そろそろゲーム記事も書きたいけどスクショが何故かPCに転送できない。。。なぜだ〜!(゜o゜)