つらら庵日和

つらら庵日和。

つらら庵の職人 しょーちん。の日記。

MENU

年末恒例の餅つきと茄子の水墨画の裏打ち前♪

おこしやす つらら庵 ♪

 

f:id:turara_an755:20161231002143j:plain

 

ブログ開設から二日目、少し他の方のブログを覗いたりしてみたのですが、いざ読んでみると、

 

「ん?これってほんまに自分と同じツールで書いてるん?」

「この目次みたいなの何?めっちゃうらやましいけど付け方分からん…。(泣)」

 

みたいな感じで、少し続けて行けるか不安になりました(^_^;)まぁ、取り敢えず絶えることなく書き続けるのが当座の目標ですなぁ〜。

 

昨日言っていたのですが、親戚の家で年末恒例の餅つきをしてきました〜!見てください、本格的な一木造りの杵と臼。

 

何でも餅つきは古来、翌年の豊穣と感謝を込めてついたのだそう。

 

「いやいや、もうこれ以上の豊作は勘弁して…。今年も炎天下の中稲刈り手伝わされて参ってんのよ…。(泣)」

 

諸説ありますが、29日は "苦をつく" に繋がることから避けている地域が多く、28日は八の字が末広がりなことから好まれているそう。

 

……前から思っているのですが、日本の縁起物や厄とかって結局のところ 

 

だじゃれやん。親父ギャグやん。加齢臭やん。(笑)

 

閑話休題。。。親戚のおじさんや兄さんと代わる代わる餅をつき、その後手のひらの上で円を描くように餅を丸めます。これがなれるまでむつかしいんですよね〜。僕もなれるまではシワシワのしか出来ませんでしたが、今やプロっす♪

 

f:id:turara_an755:20161231002156j:plain

 

写真の真ん中辺がつらら庵職人しょーちん作。

「どや!つるっつるやろ!つるっつるやろ!(^^)」

 

コツとしては餅全体のシワを下の方に下の方に丸めながら隠すことです♪

人生も一緒ですね。

 

汚点は見えないところに隠すが良きに候。(笑)

 

というわけで、今年も無事に餅つき終了〜(^^ゞ 因みに、この親戚の家のあるところ、もんすごい田舎なんです。僕も高校生まで住んでいましたが、小さい頃の遊び場はこんな感じ…。

f:id:turara_an755:20161231002216j:plain

 

♪張りつめたー弓のー、震えるつーるよー♪

 

って、ちゃうちゃう!(笑)

 

でも、もののけ姫出そうじゃないですか??(^_^;) この山全体が遊び場でしたね。探検ごっこ、かくれんぼ、秘密基地作り(完成した試しがありませんが…。(汗))

 

こんな自然豊かなところで育ったのも、考えると今の絵を描く精神が育まれた一因かなとも思います。

 

ついでに絵の話…。

 

f:id:turara_an755:20161231002227j:plain

 

これは昨年末に描いた茄子の水墨画です。

「何故に茄子かおわかりかの?」

日本では古来から初夢は ” 一富士、二鷹、三茄子 "

の順で良いと言うのは余りに有名ですよね。

 

富士の夢… ふむふむ、山頂に立ち雲海越しにご来光を見る夢かな? なかなか雄大な夢ですな〜。

鷹の夢… なるほど、飼い慣らした鷹を連れ、鷹狩か何かで今年初の獲物を捕らえるとかか?なかなかカッコイイじゃん♪

茄子の夢… 、、、茄子?えっ、茄子の夢?ここに来て何?茄子て…。年末には秋茄子はちと遅いし、なにより富士と鷹との落差よ…。(・・)(笑)

 

でね、僕は控えめなタイプなので敢えて茄子を描いたんです〜。高望みはしません。(笑)

 

技法の事をすこし掘り下げると"礬水(ドーサ)"を引いていないやや滲む生紙に、"青煙墨"で描いています。日本画独特の"隈"(簡単に説明しますと、空間作りのための影とでも言いましょうか。。)は小林古径先生、加山又造先生を意識して描いています。(この、僕の敬愛する両先生に就いては、ブログ内でゆくゆく熱く語りたいです!)

 

ただ、去年のものですし保存が良くない上に、裏打ちをしていないいわゆる "まくり" の状態なので、ブログのネタ作りも兼ねて明日裏打ちの工程を公開させて頂こうと思います!

 

素人の独学ですが、興味のある方は見て行って下さい!!では、

 

また、おこしやす つらら庵 ♪